ニュージーランドの高校スポーツ ― 好きなこと、得意なことで充実した留学生活を。

ARCのウェリントンのポリルアエリア留学生サポート担当者です。

先日、ポリルアのTe Rauparaha Arenaで開催された「NZSS Badminton Championships(ニュージーランド中高生バドミントン全国大会)」に、娘が参加しました。

娘はニュージーランド生まれで、現在高校に通いながらバドミントンに取り組んでいます。この大会にはニュージーランド各地の高校から選手が集まり、学校を代表して全国レベルの試合に挑みます。

会場にはさまざまな地域から来た高校生が集まり、普段とは違う環境で競技をするだけでなく、他校の生徒と交流する機会にもなっていました。

今回は、ニュージーランドの高校でのスポーツに関してお知らせします。

ニュージーランドの高校スポーツ

ニュージーランドでは、バドミントン以外にも、多くの競技で「NZSS(New Zealand Secondary Schools)」の全国大会が開催されています。
ラグビー、ネットボール、ホッケー、サッカー、バスケットボール、陸上、クロスカントリー、テニス、卓球、水泳など、競技の種類は実にさまざまです。

日本では高校スポーツというと、野球の甲子園やインターハイなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、ニュージーランドでも、さまざまな競技の高校生アスリートが全国大会を目指しています。

日本とは少し違うスポーツ環境

日本の高校では「部活動」が学校生活の大きな部分を占めています。学校の部活に入り、顧問の先生の指導を受けながら毎日練習するというスタイルが一般的です。

一方、ニュージーランドでは、学校のスポーツ活動だけでなく、地域のクラブなどに所属して競技を続ける生徒が少なくありません。
そのため、「学校=スポーツ活動のすべて」というよりも、学校、地域クラブ、スポーツ団体などがそれぞれの役割を担っています。

また、競技によってシーズナリティがあるため、1年のうちに複数のスポーツを経験する生徒も多く、「高校ではこの競技一筋」という日本の部活動とは少し違った雰囲気があります。

シーズナリティの例:

サマースポーツ(ターム1,4):クリケット、フットサル、バレーボール、ソフトボール、アルティメット・フリスビーなど

ウィンタースポーツ(ターム2,3):バドミントン、バスケットボール、サッカー、ホッケー、ネットボール、ラグビーなど

学校の練習だけではない

日本人の感覚からすると、ニュージーランドの学校スポーツの活動時間は少し物足りなく感じることがあります。
実際、多くの学校では放課後の練習が毎日あるわけではなく、競技によっては週に数回程度ということも珍しくありません。しかし、その不足分を補っているのが地域のスポーツクラブです。

ニュージーランドでは地域スポーツが非常に盛んで、競技レベルを高めたい生徒は学校だけでなくクラブにも所属し、継続的に練習を行っています。学校とクラブの両方を活用しながら競技に取り組むことが、ごく一般的なスタイルになっています。
娘の場合、学校でのバドミントンの活動は、週1回の昼休みと放課後の練習、そして週1回、放課後に行われる他校との試合が中心です。
それだけでは競技レベルでは練習時間が少ないので、娘は地域のバドミントンクラブにも所属し、週3-4回ほど練習しています。さらに、自分で体育館などを利用して週2回ほど個人練習もしています。
このように、ニュージーランドでは学校のスポーツ活動と地域クラブでの活動を組み合わせながら競技を続けている生徒が多くいます。

 

全国大会を支える保護者の存在

もう一つ、日本との違いとして感じるのが保護者の関わり方です。
日本では大きな大会への遠征を学校が中心となって運営することが多いですが、ニュージーランドでは学校に任せきりではありません。全国大会が別の都市で開催される場合、保護者がボランティアとしてチームに同行し、生徒たちの移動や滞在をサポートすることが一般的です。
今回の全国大会でも、多くの学校で保護者がチーム運営を支えていました。学校、家庭、地域が協力して子どもたちのスポーツ活動を支えているのは、ニュージーランドらしい特徴の一つだと感じます。

留学生もチームの大切な仲間

今回の娘のチームには、台湾からの留学生も所属していました。
彼女はシーズンを通してチームの一員として練習や試合に参加していましたが、残念ながら全国大会直前に帰国することになりました。本人も全国大会への出場を楽しみにしていましたし、チームメイトたちも一緒に戦えないことをとても残念がっていました。
それだけチームメイトとのつながりが強く、留学生も「お客様」ではなく、一人の仲間として学校コミュニティに受け入れられていることを感じる出来事でした。

 

スポーツを通して広がる留学生活

留学生にとって、スポーツは友達を作るきっかけにもなります。
英語がまだ十分に話せなくても、一緒に練習したり試合をしたりすることで自然とコミュニケーションが生まれます。学校の授業とは違う環境で、現地の生徒と関わることができるのも大きな魅力です。

そして、全国大会のような大きな大会に参加できれば、ニュージーランド各地の高校生と出会い、普段の学校生活だけでは得られない経験をすることもできます。

「勉強だけ」ではないニュージーランド留学

ニュージーランドの高校留学というと、英語や勉強のことを最初に考える方が多いかもしれません。
もちろん学業は大切ですが、スポーツ、音楽、文化活動、ボランティアなど、自分の好きなことを通して学校生活を充実させられるのもニュージーランド留学の魅力です。
「英語を学ぶ」だけではなく、好きなスポーツを続けながら現地の高校生活を経験する。
そんな留学も、ニュージーランドならではの選択肢の一つです。

ニュージーランドでの高校留学をお考えの方は、ARCまでお気軽にお問合せ下さい。