ニュージーランド高校留学を決めた理由
留学を考えるきっかけになったのは、息子が日本の高校で参加した海外研修でした。
現地での経験を通じて、ニュージーランドの教育が子どもたち一人ひとりの個性や自主性を大切にしていることを知り、本人だけでなく私たち親も大きな魅力を感じました。
また、海外研修中に現地スタッフの方々に親身にサポートしていただき、その対応や人柄に信頼を持てたことも大きな理由の一つでした。
留学前に抱えていた不安
親として一番心配だったのは、息子自身が将来への不安を抱え、自信を失っていたことでした。
日本の高校を離れ、新しい道を選ぶことは本人にとって大きな決断でした。周囲とは異なる進路を選択することへの迷いやプレッシャーもあり、一時期は留学そのものを諦めようとしていたこともありました。
親としても、「本当にこの選択で良いのだろうか」と何度も考えました。
そんな時に支えになったのが、現地スタッフの皆さんでした。本人の気持ちに寄り添いながら励まし続けてくださり、親の不安にも丁寧に耳を傾けていただきました。
留学生活での挑戦
渡航直後は、学校生活やホームステイに慣れることだけでも大きな挑戦だったようです。
特に最初の頃は周囲に合わせることに精一杯で、本来の自分を出せずにいたようでした。また、自然豊かな地域での生活の中で、一人で過ごす時間が増え、不安や孤独を感じることもありました。
しかし、その経験を通じて「一人で抱え込まないこと」「困った時には誰かに相談すること」の大切さを学んでいきました。
学校では探究型の授業で商品開発やプレゼンテーションに挑戦し、その成果が先生方から評価されました。また、Student Ambassadorとして学校活動にも積極的に参加し、少しずつ自信を深めていったようです。
留学を通して感じた成長
留学前の息子は、自分に厳しく、自信を持つことが苦手でした。
しかし留学生活の中で様々な困難を経験しながらも、自分なりの乗り越え方を見つけ、少しずつ前向きに考えられるようになりました。
特に大きな変化だと感じるのは、自分自身を認められるようになったことです。
以前は失敗を恐れ、自分を責めてしまうことも多かったのですが、今では過去の経験も含めて「今の自分を作ってくれた大切な経験」と捉えられるようになりました。
「行かせて良かった」と思うこと
日本の教育制度が合う子もいれば、海外の教育環境が合う子もいると思います。
息子の場合は、ニュージーランドで学んだことで、自分の可能性を信じられるようになりました。
現在はニュージーランドの大学で、自分の興味のある分野を学んでいます。
留学前は将来に不安を抱え、自信を持てずにいた息子が、自分のやりたいことを見つけ、自分で選んだ道を歩いている姿を見るたびに、「あの時送り出して本当に良かった」と感じています。
これから留学を考える保護者の皆様へ
留学は決して簡単な選択ではありません。
特に周囲とは違う進路を選ぶ場合、不安や迷いを感じることもあると思います。
しかし子どもには、親が思っている以上の可能性があります。
私たちもたくさん悩みましたが、今振り返ると、息子の挑戦を信じて送り出して本当に良かったと思っています。
留学生活の中で得られるのは英語力だけではありません。自分で考え、決断し、自分らしい人生を歩む力こそが、何より大きな財産になるのではないでしょうか。
学生本人のコメント
高校留学を決めた当初、僕は将来に対して大きな不安を抱えていました。
自分に自信がなく、失敗することを恐れ、何か新しいことに挑戦する前から「うまくいかなかったらどうしよう」と考えてしまう性格でした。
ニュージーランドでの生活が始まっても、その不安がすぐに消えたわけではありません。
特にYear13になって進路を考え始めた頃は、日本の大学受験、IELTS、NCEAの単位取得、アンバサダー活動など、多くのことを同時に抱え込み、自分自身を追い詰めてしまった時期もありました。将来へのプレッシャーや家族への申し訳なさを感じ、自分の存在価値について悩んだこともあります。
そんな時に支えてくれたのが、学校の先生方、ホストファミリー、そしてARCの皆さんでした。
一人で抱え込まずに相談すること、自分の気持ちを言葉にすること、そして「完璧でなくても良い」ということを少しずつ学びました。
ニュージーランドでは、教室の中だけでなく実際に現地へ出かけて学ぶ地理の授業や、ビジネスを考えるエンタープライズの授業など、体験を通して学ぶ機会がたくさんありました。知識を覚えるだけではなく、自分で考え、自分の意見を持つことの面白さを知ることができました。
また、学生アンバサダーとして活動した経験も大きな財産です。
環境問題や社会課題について多国籍の仲間と議論し、自分から人に話しかけたり、インタビューをしたりする経験を通して、以前よりも積極的に行動できるようになりました。最初は人前に出ることが苦手でしたが、気づけばさまざまな国の友人と交流し、自分の考えを伝えられるようになっていました。
留学生活の中で最も大きく変わったのは、「とりあえずやってみよう」と思えるようになったことです。
以前は不安ばかりが先に立っていましたが、ニュージーランドで数多くの挑戦を経験する中で、「やってみたら意外と大丈夫だった」という成功体験を積み重ねることができました。スクールボールへの参加や様々な交流イベントなども、その成長を後押ししてくれました。
進路についても、最初は日本の大学進学を考えていました。しかしニュージーランドで学び、生活し、多くの人との出会いを経験する中で、「もっとこの国で学びたい」という気持ちが強くなりました。
ワイカト大学のオープンキャンパスに参加した際には、大学スタッフの方々から直接話を聞くことができ、自分が大学生活を送る姿を具体的に想像できるようになりました。大学進学への不安はありましたが、それ以上に挑戦したい気持ちが大きくなりました。
そして最終的に、ワイカト大学への進学を決意しました。大学からは入学資格があるとの通知も受け取り、自分の進む道が少しずつ見えてきました。
振り返ると、この留学で得たものは英語力だけではありません。
困難に向き合う力、自分で考えて決断する力、そして自分自身を信じる力です。
ニュージーランドでの経験がなければ、今の自分はいなかったと思います。
これからも不安になることはあると思いますが、留学生活で学んだことを胸に、自分らしく前に進んでいきたいと思います。
ARCより
彼の留学生活を振り返ると、決して平坦な道のりではありませんでした。
進路への不安、学業のプレッシャー、人間関係や将来への悩みなど、多くの高校生が経験する以上に、海外で一人向き合わなければならない課題がありました。しかし、その度に立ち止まりながらも、自分自身と向き合い、一歩ずつ前へ進んできました。
私たちが最も成長を感じたのは、英語力や成績だけではありません。以前は不安から行動できなかったことにも挑戦し、自分の考えを持ち、自分の進路を自分で選択できるようになったことです。
ワイカト大学への進学はゴールではなく、新たなスタートです。大学生活ではこれまで以上に自立が求められますが、高校生活の中で培った経験や困難を乗り越えた力は、必ず今後の大きな支えになるはずです。
ARCとしての高校留学サポートはここで一区切りとなりますが、私たちはこれからも彼の成長を応援し続けます。
ワイカト大学での新しい挑戦が実り多いものとなり、将来ニュージーランドや世界で活躍する姿を見られることを楽しみにしています。

