翻訳担当のEikoです。オークランドは一気に春めいて、ぽかぽかと気持ちの良い天気になってきました。春はすぐそこです。
先日、庭に面した部屋で過ごしていると、視界に何か青いものが横切りました。「もしや」と思ってそっと庭をのぞくと、やっぱり! カワセミが木に止まっていました。
翼のメタリックな青色が鮮やかで、きりっとした雰囲気です。とても警戒深くて、ちょっと動いたらぱっと飛び立ってしまいましたが、ようこそ、私の庭へ、とうれしく思ったのでした。
私は小さいころから鳥が大好きで、iPhoneには鳥の写真がたくさん入っています。名前が分からない鳥を見かけると、家に帰ってウエブや本で調べるのが楽しみです。

今回は、そんなニュージーランドの鳥たちの中から何種類かご紹介します。それぞれの鳥にそれぞれ興味深い生態や特徴があります。
まずは、近所を散歩していたら見かけたマグパイ。

もともとはオーストラリアの鳥ですが、1860~70年代に害虫退治のために連れてこられたとのこと。カラスに似ていますが、カラス科ではなく、フエガラス科という別の科の鳥です。さらに、ヨーロッパではカラス科のカササギのことをMagpieと呼ぶのでややこしいですが、これも別の鳥です。
和名がカササギフエガラスというだけあって、それはもう妙なる美しい音色でさえずります。特に朝にきれいな声で鳴いていて、ひょーいほーい、きゅるりーという軽やかな笛のような音色は、英語では“quardle oodle ardle wardle doodle”と表記するそうです。
こちらは、近所の公園でたたずんでいたツバメです。

写真を撮る私をちっとも怖がりませんでした(しばらくポーズを決めてくれたぐらい)。1950年代まではあまり見かけなかったのが、オーストラリアからやってくるようになったそうです。
日本では、ツバメは冬になるとフィリピンやマレーシアなどの南国へ飛んでいきますが、ニュージーランドでは国内にとどまるとのこと。冒険しなくても、冬でも穏やかな気候だから気に入ったのかな。
また、日本ではツバメが低空飛行していると、雨が降ると言われています。これは、餌の虫が湿気で高く飛べず、低い位置にいるためだそうです。私の経験上、ニュージーランドでもこの「天気予報」はかなり当たる確率が高い気がしています。
最後に、これもオーストラリアからやってきた、Spur-Winged Ploverです。

出身国であるオーストラリアでは、Masked(仮面) Lapwingと呼ばれているようです。確かに、顔に黄色の仮面をつけているように見えます。近所の公園の芝生で初めて見かけた時、「奇妙な鳥だ」とびっくりしました。ニュージーランドでの呼び名は、翼についているSpur(ケヅメ)に由来しています。巣をねらう敵を脅かす時に、使うことがあるそうです(たぶん、決死の覚悟で)。LapwingもPloverもチドリの仲間ですが、Spur-Winged Ploverの和名は見当たりませんでした。
1932年に南島のインバーカーギルで、オーストラリアから飛来してきたのが始めて発見されたとのこと。こうやって見てみると、オーストラリアからやってきた鳥がいろいろいるものですね。よし、ニュージーランドに飛んでいこう、とある日、決意するのでしょうか? そして仲間に「一緒に行こう」と誘うのでしょうか?
おまけその1
ニュージーランドの代表的な鳥の鳴き声はNew Zealand Garden Bird Surveyのこちらのページでどうぞ:
ニュージーランドの鳥を調べるのは、New Zealand Birds Onlineが便利です。
おまけその2
ニュージーランドを代表する鳥といえば、アロバトロス(アホウドリ)です。その繁殖地でライブカメラでアロバトロスの巣のライブ映像を見ることができます。白くてふわふわのヒナが見れて、毎日楽しんでいたのですが、今年はどうやら巣立ったようです。
Royal Cam: Live stream and highlights
おまけその3
昔々のニュージーランドは、四つ足の哺乳類が存在せず、鳥たちの楽園でした。オークランド空港の国内線ターミナルの日陰にひっそりと、人間の上陸によってあっという間に絶滅してしまったMoa(モア)がたたずんでいます。
最近、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督やアメリカの億万長者たちがこのモアをDNA技術で復元させようとするプロジェクトが報じられました。まさにジュラシックパークの世界です(賛否両論、無理だろうという意見もあり)。
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