小さなこと、できることに取り組むニュージーランドの環境対策

翻訳担当のEikoです。

2024年が始まったと思ったら、あっという間に1週間がたってしまいました。ニュージーランドは1、2日が祝日で、3日から平日ですが、ARCを含めて、月曜日の今日から本格的に仕事が始まる会社が多いと思います。

今回は、ニュージーランドのゴミ対策について、いくつかご紹介します。

ゴミの減量が急務

ニュージーランドでは、ゴミは焼却ではなく、埋め立てて処理することが一般的です。私が住むオークランド市のサイトによると、「Every year, we send more than 1.6 million tonnes of waste to landfill in Auckland – that’s more than a tonne per person.(毎年、オークランドでは160万トン以上のゴミを埋め立てています。これは、1人当たり1トン以上ということです」とのこと。このままではだめだ、ということで、オークランド市では2040年までに「zero-waste」という目標を掲げています。

その一つの手段として、以前に本ブログで紹介された食品廃棄物(Food Scraps)の回収があります。

ソフトプラスチックのリサイクルは、スーパーの店頭で回収

さらに、食品だけではなく、あらゆるものをゴミとして捨てる前に、なるべくリサイクルに回すよう、一人ひとりが意識することが大切です。ただ、日本とは違う点があるので要注意です。

リサイクルマークが付いているプラスティック容器は、リサイクル用ゴミ箱に入れることができます。しかし、梱包に使われている袋状やシート状のプラスチック(Soft Plastic)は、今のところ、オークランドでは、スーパーの店頭などに置いてあるソフトプラスチック回収箱に入れる必要があります。ただ、この回収箱は残念ながら、コロナ明け以降、だんだん増えているようですが、どのスーパーにもあるというわけではありません。どこに置いてあるかは、Soft Plastic Recyclingのサイトで検索が可能です。

包装に使われるプラスチックに、「Return to store」(赤く囲まれているマーク)と表示されている。ただし、このマークがなくても回収可能。

ただ、この回収のためには、プラスチックの梱包や袋を洗って、乾かす必要があります。洗うのに使う水を考えると総合的に環境にどうなのか、また、どれだけの人がやっているかというと疑問ですが、私はちょっとでもゴミを減らすことができるなら、と思って、毎週の買い物時にまとめて持っていっています。1 週間でかなりたくさん集まるので、いかにプラスチックを使っているのか、とちょっとびっくりします。

なるべくエコな商品を購入

もう一つ、消費者として貢献できることに、環境に配慮した商品を選ぶことがあります。

例えば、この日、たまたま購入したのは、上から、プラスチックではなく、紙の梱包に入ったトイレットペーパー、左下がヘチマでできた食器洗い、右下が竹でできた、キッチンペーパー代わりに複数回使える布巾です。値段はちょっと高かったりしますが、応援もかねて、こういった商品を見かけたら、購入するようにしています。

今年も、一消費者として、小さくても、できることをコツコツと取り組んでいこうと思っています。

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