翻訳担当のEikoです。ターム1のレポート(成績表)翻訳が一段落し、次は半年ごと、またはターム2終了に合わせて発行されるレポートの時期がやってきます。学校によって頻度は異なりますが、タームごと、あるいは年に2〜3回、少なくともターム2終了までには必ず1回はレポートが発行されるはずです。お子様のがんばりや成長を知る大切な機会ですので、ぜひご確認ください。
ただ、日本の通知表とは形式も内容も大きく異なるため、最初は戸惑われるかもしれません。
レポートの形式や含まれる情報は学校によって本当にさまざまです。地方の学校では昔ながらの1枚もののシンプルなフォーマットがまだ多い一方、NCEAの各ユニットの進捗を細かく記した7〜8ページにわたる詳細なレポートも珍しくありません。 そして、どの学校にも共通しているのは、日本の通知表のようにテストの点数が中心ではなく、学習態度やNCEAクレジットの進捗など、「学習プロセスとスキル」が重視されるという点です。
■ Polite と Respectful が頻出する理由
ニュージーランドのレポートでよく見かける単語に polite と respectful があります。例えば先生のコメントでは、
She has always been polite and respectful. (彼女はいつも礼儀正しく、ほかの人に敬意を示しています。)
というように使われます。
どちらも「礼儀正しい」と訳されますが、ニュアンスは異なります。
- polite:言葉遣いや行動が丁寧、マナーが良い (please や thank you を言う、丁寧なふるまい など)
- respectful:相手の意見や存在を尊重する姿勢がある (他者の意見をきちんと聞く、思いやりがある、ルールを大切にする など)
つまり、polite は行動の丁寧さ、respeccxtful は内面的な敬意に重点があります。
ニュージーランドの学校では、単に行儀が良いだけでなく、自分と異なる意見にも耳を傾けたうえで、自分の考えを共有する姿勢が重視されます。そのため、この2語はレポートに非常によく登場します。 そして頻出するということは、ARCの留学生の皆さんがまさに polite で respectful だということ。Well done!
■ 「質問する・助けを求める」も評価される大切なスキル
レポートでよく見かけるもう一つのポイントが、先生からの
「分からないことがあれば質問をするように」 「困ったときは助けを求めるように」
というコメントです。
ニュージーランドでは、授業中に分からないまま黙っているのではなく、自分から質問し、必要なサポートを求める姿勢が高く評価されます。
He readily asks questions and seeks support when needed. (彼は進んで質問をし、必要な時には助けを求めています。)
このようなコメントは、まさにその積極性が認められている証拠です。
■ レポート翻訳を通して見えるニュージーランドの価値観
これまで何百件ものレポートを翻訳してきたお陰で、ニュージーランドの学校が大切にしている価値観や、独自の教育観を垣間見ることができています。 留学生の皆さんが日々努力している様子を翻訳することで、私自身も多くの学びをいただいています。

ニュージーランドへ高校留学を計画されている方は、ぜひARCにお問合せください。

