ニュージーランドの高校で授業中に心掛けるべきポイント五つ

翻訳担当のEikoです。日本の保護者の方々へお子様の奮闘、活躍をお届けするために、学校が発行するレポートを日々訳しております。レポートはこれまでの成績に加えて、出席状況、学習態度、課外活動、先生からのコメントなどの情報が入っています。学校によって年に2~4回発行され、それぞれフォーマットは異なりますが、このところ、学年の折り返し地点ということで、中間レポートの翻訳が続いていました。

私自身が生徒の方々と直接交流することはほとんどありませんが、これまで数十校の学校の数百人のレポートを翻訳して見えてきた、ニュージーランドの高校で重視されるポイントは、以下のとおりです。

1. 授業に集中する:ごく当たり前のことですが、つい、関係ないおしゃべりをしたり、ほかのことに気を取られないようにしましょう。

2. 学校にきちんと通う:学校のルールを守った服装、遅刻の回数、欠席の理由などがチェックされます。

3. 礼儀正しく振る舞う:Politeであるかがレポートで必ず言及されます。授業中の態度については、日本人留学生はまず大丈夫。でも、相手の意見や考えを尊重する、フィードバックを受け入れる、学校の設備や備品を大切に扱う、といったことも礼儀の中に入っています。

4. 全力を尽くす:先生は、あなたが持っている能力をすべて使って、できるだけのことをやったかどうか、ちゃんと分かって評価してくれます。

そして最後に、ニュージーランドの学校でとても重視されていることとして、

5. 積極的に質問する:質問をする、ということは、単に分からないことを自分が確認するためではなく、クラスに積極的に参加している、ということで、NZでは高く評価されます(時に、評価しすぎではないか、というぐらいに、質疑応答に時間を取られることもあったりします)。

クラスで質問を英語でするなんて、本当に勇気がいることですが、それは先生も十分承知されています。だからこそ、思い切って、分からないところがあれば、聞いてみましょう。もしかしたら、ほかの人も疑問に思っていることかもしれません。そして、だんだんと英語で発言する自信を深めていければいいですね。

と簡単に言いながらも、これがとっても難しいことは十分承知しております。20年ほど前、オークランド大学の翻訳コースに通っていた時、質問や発言にそれはもう、ドキドキしていたことを今でも覚えています。

初めてAIで画像を作成してみました。よく見るとおかしなところがありますが、雰囲気を伝えるということでご容赦ください。

先生は、一人ひとりの生徒をきちんと、愛情深く見守っておられると、レポートを翻訳しているとしみじみと感じてきます。先日、あるレポートのコメント欄に「頑張ったね!」という日本語が入っていて、「あれ、ここだけ先に翻訳していたのかな」と思ったことがありました。確認してみると、原文にすでに日本語で入力されていて、「ああ、この先生は日本語でぜひこの思いを伝えたいと思われたんだなあ」と、ふんわり温かい気持ちになりました(頑張りがレポート全体から伝わってくる生徒さんでした)。

これから、課題の提出や模擬試験、学年末の試験など、勉強が忙しくなってくると思いますが、どうか留学生の皆さん、体調に気を付けて、学びの旅を思いっきり楽しんでください。

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