翻訳担当のEikoです。オークランドは日中はさわやかな快晴が続いていますが、すっかり秋めいて、朝晩が冷え込むようになってきました。
ちょっと前に、ARCの卒業生で、現在は英語の世界でがんばっている青年が我が家に遊びに来てくれた時のことです。普段、若者の日本語を聞く機会がない私としては、彼が話す日本語がとても新鮮でした。もちろん、同じ世代の友人に話す時のような略語や若者言葉は使わず、丁寧に話してくれていたのですが、特に印象に残ったのが、彼が発する「えー」という、ちょっと高くて、ちょっと長い母音でした。音で言うと「ド」(英語ではC)だと思います。ちょっとした驚きを示すのに、この長い「えー」という音をよく使っていました。
改めて考えてみると、たった一つの音ですが、音の長さや高さで様々なニュアンスの時に使われる言葉だと思います。
ちょっと楽して、Copilotにいろいろな場面での「えー」と想定してもらいました。
1. 驚き(強い意外性)→What!? / Really!? / No way!?
A: 明日から一週間、会社全体が休みになるらしいよ。
B: えーーー!? 本当に!?
- 長く強い伸ばし
- 高めの立ち上がり
- 驚きの瞬発的反応
2. 不信(疑い・納得できない気持ち)→Come on… / Seriously? / You sure?
A: 彼、昨日の仕事を全部一人で終わらせたって言ってたよ。
B: えー、それはさすがに無理じゃない?
- 平坦〜やや下降気味
- 「本当?」より「信じがたい」のニュアンス
3. 意外(予想外だが、驚きほど強くない)→Oh, really?/ Huh, I didn’t know that.
A: あの静かな人が、実はバンドのボーカルなんだって。
B: えー、そうなんだ。意外。
- 中くらいの長さ
- 落ち着いたイントネーション
- 「驚き」よりも「予想外」のニュアンス
4. 感心(良い意味での驚き)→Wow! / That’s impressive!
A: このケーキ、全部手作りなんだよ。
B: えー、すごいね!
- やや上昇調
- 柔らかい音
- 相手を褒める気持ちが前面に出る
5. 喜び(嬉しい驚き)→No way! That’s awesome! / Really!? That’s great!
A: 来月、あなたの好きなアーティストが来日するって!
B: えー! やった!
- 短く跳ねるような「えー!」
- 明るい高めの音
- 驚き+喜びの混合
「えー」一語で音の高さ・長さを変えて、様々なニュアンスでいろんな意味になるって、すごいなあと感心してしまいます。そして、この用例を数秒で作ってくれる生成AIも、いまさらですがすごい。
検索してみたら、この日本語の「えー」についての質問や日本人が説明する動画などがいっぱい出てきました。私が日本語を教える機会があったら、ぜひ、この「えー」の使い方を伝授したいと思ったのでした(あと、「どうも」と「たしかに」)。
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