もうすぐ日本に帰る留学生の一言にハッとした

翻訳担当のEikoです。オークランドは真冬。雨の日が続いていますが、時折晴れ間が出て、虹を見る機会が多くなります。

私が留学生の方々とお会いするのは、もっぱら、翻訳を担当している成績表の紙面上のみであることがほとんどです。特に今は、ちょうど中間レポートが各学校からぞくぞくと出てきており、翻訳しながら、みんな、見知らぬ土地で、まったく異なる文化や習慣に向かい合って、よくがんばっているなあ、と感心しています。

先日、留学期間が終了し、もうすぐ日本に帰る女の子とちょっとおしゃべりする機会がありました。ニュージーランドに到着した最初のころ、ひどくホームシックに掛かって、ずっと泣いていたそうです。でも、ひとふんばり、ふたふんばりして、予定どおりに留学を終えて、この日はハレバレとした顔をしていました。

そんな彼女がふとこう言いました。「家に帰ったら、ご飯を作る手伝いをいっぱいしたい。留学前は、ご飯を作ってもらうまで部屋に閉じこもって、呼ばれても、ゲームなんかしていて、なかなか部屋から出なかった。今、思うと、なんてことをしていたんだろうと思う。」

その言葉を聞いて、私はなんだかじーんとしてしまいました。もちろん、保護者の方からすれば、手伝いをしてもらうために留学を申し込んだわけではありません。でも、こうやって、当たり前に思っていたことが当たり前ではないということに気づく経験は、素晴らしいと思います。そして、新しい視点を一つ得ることによって、きっとこれからも次々と、別の考え方、新しい気づきを持つことができるのはないかなあと思います。

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