先日、プライベートで使っているOutlookメールの「優先メール」フォルダーに、差出人は「連絡して」、タイトルは「メールの内容をよくチェック!」というメールがポンと届きました。携帯のアプリで確認したら、なんと、私のアカウントをハッキングしたとのこと。アドレスはhotmailで、一見あやしくはありません。
始まりは以下のとおり。
「どうも、こんにちは。
まずは自己紹介をさせていただきますね。私はプロのプログラマーで、自由時間ではハッキングを専門にしております。
今回残念なことに、貴方は私の次の被害者となり、貴方のオペレーティングシステムとデバイスに私はハッキングいたしました。」
「自由時間では…」のところはちょっと不自然ですが、かなり滑らかな日本語で、妙にフレンドリーな感じがかえって不気味です。
そして、ビットコインを払え、さもなくば、登録している知り合いに迷惑メールを送る、と続きます。
明らかにあやしいメールですが、もし本当に乗っ取られていたらどうしようと思って検索してみたら、同様のメールを紹介した記事があって、すべて嘘だから、ビットコインを入金する必要性は一切なく、メールを削除すれば良い、とのこと。あー、良かった。まずはほっとしました。
そして、セキュリティを高めるために、まずはiPhoneのiOSを最新にしました。続いて、仕事で使っているメインのデスクトップパソコンを確認したら、Windows 10のOSがすでにサポートを終えた古いバージョンのままでした(サブのノートパソコンは、自動更新が順調だったようで、最新版だった)。これではまずい、と検索して、親切なサイトを見つけて、時間は掛かりましたが、無事に最新版(22H2)に更新できました。
アップデート中、画面が何回か変わりました。心強い言葉をありがとう。
たぶん数十分は掛かりましたが、スムーズでした。今のところ、ニュージーランドの高校への留学のアプリケーションの翻訳に欠かせない翻訳ツールも順調に使えているので、一安心です。大切な仕事道具のセキュリティを高めるためのいいきっかけになりました。