日本でガチ中華なるジャンルが流行っているそうだが、移民の町のオークランドでは、ガチ中華どころか、ガチのアジア料理が盛りだくさん!
ということで、今回は私の好きな本場の味を紹介させていただきます。
ベトナム代表:Pho Yen
まだ出来て新しいDominion Roadにあるフォー専門店。ベトナム人の行列が出来るほどの本場のフォーが楽しめます。
一口飲むと心はいっきにホーチミン。クリアなスープに時間が溶ける。
牛骨をじっくり煮込んだフォーのスープがとにかく深い。揚げパンをスープに浸しながら食べるとまた良し。
オークランド内外のベトナム人が「ここしか行かん」と列をなすのも納得。
その日の提供分が決まっているので、タイミングが悪いとSOLD OUTで、入店できなくなります。
台湾代表:Hsui-Yuan
マウントロスキルグラマースクールのすぐそばにあるガチ台湾のお店。なんとなく日本人に似た雰囲気の台湾の人たちでいつも賑わうここのメインは、ご飯+選べるお惣菜。
肉あり、野菜ありだけど、どれもMSGを使ってないので優しいお味。しかも脂っぽくない!魯肉飯(ルーローハン)&鹽酥雞(台湾唐揚げ)トロトロの豚肉、八角の香り、しみしみご飯…。台湾名物の牛肉面も美味しいけど、1人小鍋の定食は、これだけで一杯やれる豪華さ。
マレーシア代表:KL Cafe
殆ど宣伝してないので、隠れた名店と言ってよいでしょう。Glen Edenにある家族経営のマレーシア家庭料理の店。
誰もが知ってるラクサやミーゴレン、ワッタンホーなどの王道麺類だけでなく、ナシレマなどご飯ものも充実。サンバルは絶品。
そして、ひそかに人気があるのが店頭で販売しているケーキ。
甘くて重いニュージーランドのケーキではなく、日本のように甘さ控えめ。だけど、重量ずっしりのケーキはどれを選んでも美味しい。
ミャンマー代表:Moe Palae Myanmar Restaurant
まさかミャンマーレストランがあるとは!とシンプルに驚き、訪ねてみました。店内にはどーんと寺院の写真とおされな内装。
お店が目指しているのは、ちょっと高級路線のよう。
ミャンマーの国民食モヒンガーは、魚だしの旨味がクセになる。そしてトライしたいのが、ラペットゥ(発酵茶葉サラダ)。これぞ“発酵文化の宝石”。
食パンをつけて食べる冷たいデザートも美味しい。
いつか行ってみたい国の1つです。
桂林代表:Guilin Rice Noodles
アジアレストランの銀座通りと言っていいDominion Roadにある桂林米粉のお店。食べたことないならぜひこの店で。
もちもち米麺に、酸菜(発酵高菜)とピーナッツのアクセントが最高。辛いのが苦手な方はマイルドを注文してちょうどいいくらい。お昼時には、お客さんの絶えないお店。キッチンがピカピカに磨かれているのも好印象。
お米の産地の桂林でなぜ米の麺が生まれたか?店内に書かれた歴史を紐解くと、中国の奥深さが分かります。
雲南省代表:Da Gu Rice Noodle
オークランドに数店舗展開している大手のチェーン店。米線(ミーシェン)の聖地雲南省から世界に飛びだした人気店は、アメリカにもあるようです。
大きなボウルに、別々に提供されるスープと具材。自分で混ぜるスタイルも楽しい。雲南料理の多様性が感じられる一軒。一口で中国西南部の旅気分。スープは白濁豚骨風ながらあっさり、後引く旨味。とにかく熱々なので、やけどに注意。鍋は触らないように。
メニュー表に男性の写真が載ってます。
日本のお笑いタレントにも似たこの人が誰なのか、いつか解明したいものです。
書き出すと時間がいくらあっても足りないので、今日はこのくらいで。
その国の人の舌に合わせる忖度料理ではないガチ料理に触れると、世界の広さを実感します。
胃袋で感じるダイバーシティ。オークランドのいいところの1つですね。
また機会があれば、インド、韓国、タイなどのお店も紹介します。
ニュージーランドのに高校留学はARCまでお問合せ下さい。