ニュージーランドで初めての献血

ご機嫌いかがですか?真由美です。

早いものでターム3がスタートして2週間が経ちました。ターム3スタートの留学生たちは、学校や
ホームステイ生活にもだんだんと慣れてきたようで、楽しく毎日を過ごされているようです。何より、何より♡

今日はニュージーランドで初めて献血をしてみたので、その話をしたいと思います。
日本にいる頃はよく献血をしていたのですが、考えてみたらニュージーランドでは何十年も住んでいるのにもかかわらず
一度もやっていないことに気づきました(気づくの遅すぎ・・・笑)

早速、調べて予約を取っていざ献血!!

◆ニュージーランドの献血事情

ニュージーランドでも、献血は非常に重要な役割を果たしています。New Zealand Blood Service(NZBS)は、全国に9つの献血センターを運営しており、年間300以上の移動献血を行っています。献血は、がん治療、手術、事故による怪我、自身免疫疾患や出血性疾患の治療に使用されます。

献血のプロセスは、登録、問診表への回答と個別インタビュー、献血後の回復を含めて約60分かかります。
献血を希望する場合は、NZBSのウェブサイトで最寄りの献血センターを検索し、オンラインで予約することができますが、
予約なしでウォークインでも受け付けてもらえますよ!私はウェブサイトで1か月以上も前から予約して、献血日を迎えました。

  

◆献血の種類

Whole Blood Donation(通常の血液献血)

血液全体を採取します。これには赤血球、白血球、血小板、血漿が含まれます。採取された血液は後でラボで成分ごとに分離されます。

Plasma(血漿)

血漿(けっしょう)を提供することを指します。血漿は、血液の液体成分であり、血液の約55%を占めています。血漿は、血液の凝固、免疫機能、栄養素の運搬など、さまざまな重要な役割を果たします。血漿提供のプロセスは、通常の献血と似ていますが、血液から血漿を分離し、残りの成分を体内に戻す「血漿交換法(plasmapheresis)」という方法が用いられます。このプロセスは約1〜1.5時間かかります。血漿提供は、がん患者、火傷患者、外傷患者、そしていくつかの慢性疾患を持つ人々の治療に使用されるため、非常に重要です。

Platelets(血小板)

血小板(platelets)は、血液の中に含まれる小さな細胞成分で、出血を止める役割を果たします。血管が損傷すると、血小板はその場所に集まり、血栓を形成して出血を防ぎます。血小板は骨髄で作られ、血液と脾臓に存在します。通常、血液の中には1マイクロリットルあたり150,000〜450,000個の血小板が含まれています。血小板の提供も可能で、これは血漿提供と似たプロセスで行われます。血小板提供は、慢性疾患やがん、重傷を負った患者の治療に役立ちます。

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私は健康体のためすべての種類において、提供ができるそうですよ。健康なのは有難いことです☼

◆献血が出来る条件

年齢制限

新規献血者: 16歳から71歳までの間に初めて献血ができます。
既存の献血者: 75歳まで献血が可能で、NZBSの医療担当者の許可があれば81歳まで続けることができます。

体重と身長

体重: 50kg以上である必要があります。
身長: 血漿を提供する場合、少なくとも150cmの身長が必要です。25歳未満の献血者は追加の身長と体重の基準を満たす必要があります。

健康状態

献血時に健康であることが必要です。風邪、インフルエンザ、喉の痛み、口唇ヘルペス、胃腸炎、その他の感染症がある場合は献血できません。

COVID-19

COVID-19に感染した場合、症状がなくなってから7日後、または最後の陽性検査から7日後に献血が可能です。

タトゥーとピアス

最近タトゥー(化粧タトゥーを含む)やボディピアスをした場合、手術日から3ヶ月待つ必要があります。
ただし、登録された医療専門家によって行われた場合、炎症が完全に治まった後12時間で献血が可能です。

旅行歴

マラリア、デング熱、ジカウイルス感染症が流行している地域への旅行歴がある場合、一時的に献血が延期されることがあります。

その他の条件を満たすことで、安全かつ効果的に献血を行うことが出来ます。

上記NZBLOODウェブサイトから抜粋

◆当日のプロセス

①登録

献血センターや献血ドライブに到着すると、まず登録を行います。身分証明書を提示し、基本的な情報を提供します。

②個別インタビュー

健康状態や生活習慣に関する質問に答えます。また、体重、身長、ヘモグロビンレベルのチェックが行われます。服着たまま体重計に乗ったので、実際はもう少し痩せてますと訴えたら、笑われました・・・小さな悪あがき・・・((´∀`))ケラケラ

③献血

椅子に横になり、腕の一部を消毒されます。新しい滅菌針が挿入され、血液が採取されます。全血献血の場合、約6〜30分で約470ミリリットルの血液が採取されます。この量は、血液のおよそ8%程度だそうです。献血時間について看護師さんに聞いたら、その人の血流にもよるらしく、早い人は6分ぐらい、遅い人は30分弱かかるとのこと。ちなみに私は7分の記録でした(はやっ)

④リフレッシュメントと回復

献血後、そのまま椅子に座って10〜15分間休憩します。体に異常がなければその後、帰ることができます。ミネラルウォーター、ジュース、クッキーなどがありましたので、有難く頂きました。

◆まとめ

献血をすることで、命を救う手助けができます。がん治療を受けている人、手術を受ける人、重大な事故に遭った人へ貴重な贈り物をすることができます。
献血は安全で簡単なプロセスです。これからも定期的に献血をして、誰かの為に貢献出来たら嬉しいなと思います。

NZBLOODのウェブサイトはこちらから

日本では、日本赤十字社によって運営されています。
興味のある方はぜひ献血について調べてみて、実際に献血をしてみてください!

私のアプリに以下の情報がアップデートされました

A+の私は、全体の32%の割合に入るらしい・・・O+が一番多いのは知らなかった・・・

最後まで読んでいただき有難うございました♡