ニュージーランドへの薬の持ち込み

お客様から薬の持ち込みについて、よくご相談をいただくので、今回はニュージーランドへ持ってくる薬の注意点などご案内しようと思います。

まず結論から申し上げますと、

★自分用の薬なら3か月分まで持ち込むことができる
★3か月分までの処方薬(英文の処方箋が必要)に関しては、税関で申告不要。
★持参する薬は、新品であること、箱、袋は開封しない/英語で説明できるようメモを取って携帯しておくと良い

上記3点を注意すれば、問題なくニュージーランドへご自身のお薬を持ち込むことが可能です。では詳しく見ていきましょう。

●処方薬は3か月分、英文の処方箋が必要

薬の量に注意しましょう。3か月分までの処方薬であれば、ニュージーランドへの持ち込みが可能です。ご出発前お医者さんで処方してもらう際、必ず英文の処方箋を出してもらいましょう。3か月分までならニュージーランド入国の際、税関での申告が不要です。

経口避妊薬は、6か月分まで持ち込み可能です。

Controlled Drugといって、規制薬物である麻薬(モルヒネなど)は、1か月分まで持ち込みが可能ですが、税関での申告が必要となりますので注意ください。
その他、ハーブなどの薬、栄養補助食品、市販薬は、処方箋等無しでも持ち込むことはできますが、税関職員に聞かれた際、きちんと答えられるよう英語のメモを作成し、持参しましょう。

いづれも、新品の状態、箱または袋のまま持参しましょう。開封したものは×、没収される可能性大です。

 

●市販のお薬

偏頭痛持ちの方、胃腸が弱い方などは、市販のお薬をお持ちになると思います。だいたいの場合、日本の薬は持ち込めると思いますが、内容成分に注意が必要な場合もありますので、可能であれば事前に以下で確認してみましょう。

Database of Medicine Classifications (medsafe.govt.nz)

市販薬名ではなく、薬の化学名を入力して検索してみてください。

市販のお薬も未開封+英語のメモでご持参くださいね。

●市販のお薬、番外編

今回、色々調べていたら、先にご案内したControlled Drug(1か月までの持ち込みが可能)の内容成分で、以下のものが当てはまるようです。

塩酸プソイドエフェドリン(Pseudoephedrine)
プソイドエフェドリンは、風邪、インフルエンザ、アレルギーによって引き起こされる鼻詰まり(詰まった鼻や鼻づまり)を緩和するために使用される一部の薬の有効成分です。この成分は、鼻の血管を収縮させて鼻づまりを軽減する働きがあります。ただし、ニュージーランドではプソイドエフェドリンは制御薬物に分類されており、持ち込みには特別な注意が必要です。

あえて市販薬の名前はここでは出しませんが、ググってみたらかなりポピュラーな市販薬に入っていましたので、これらを持参する際は、注意が必要となりますね。

Pseudoephedrineについての詳細はこちら(英語)からご覧いただけます。

Pseudoephedrine cold and flu medicines | Ministry of Health NZ

 

●持参する薬が、持ち込み可能なのかどうか

以下のウェブサイトでご確認ください。

Ministry of Health

Medsafe

 

最後に・・・

日本とNZの規制、法律は違うことから、お薬を持ってくる場合は、事前に調べてしっかりと準備をしてお越しください。
調べても分からない場合は、入国カードに申告をして、税関でチェックしてもらうことが良いでしょう。

お薬に関しての疑問は、弊社ではお答えしかねるので、自己責任でのご確認、ご対応をお願いします。

市販のお薬、例えば頭痛薬、胃薬、虫刺され用の軟膏などは、ニュージーランドのドラッグストアでも購入することが出来ます。サプリメントやコンタクトレンズ用品なども問題なく現地で購入できますので、あまり心配する必要はありません。

何より、留学に際し、皆さんは保険加入が義務付けられていますから、具合が悪くなった時はお医者さんに行けば、お薬を処方していただけます。アレルギー等ある方は、事前の注意が必要ですが、そうでなければさほど心配することはないかと思います。

元気で過ごしていただくことが一番ですが、体調を崩したときは、私たちが病院へのサポートなどいたしますのでどうぞご安心くださいね。

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