ニュージーランドで最も人口が多く、大都会であるオークランドでは、インフラに関する議論が多数ありますが、今回はスタジアム建設に関して。
Eden Park
オークランドには、4万人以上が収容できるEden Parkという大きなスタジアムがあり、ラグビー、サッカー、クリケット、そして音楽コンサートまで幅広く利用されています。
2011年に行われたラグビーワールドカップの際に大規模な改修工事の行われたEden Parkですが、住宅街にありアクセスの利便性や多面的な活用を考慮すると、もっと近代的で複合的なスタジアム建設が必要だという議論がかねてから行われています。
オークランド市は建設会社などから様々なアイデア提案を募集し、予算面も含めた調整に入っているようです。
どこに作るか?
いくつかの候補地の中で、最も実現性の高そうなのがオークランド港。
大都市には珍しくコンテナ船などの荷下ろしをする港が、街の中心地の目と鼻の先にあるのですが、この港の一部がスタジアム建設の候補となっています。
ここであれば、オークランドのどこからでも乗り換えなく、バスや電車で到着できます。
あるディベロップメントカンパニーが発表した案は、最大4軒のホテルが含まれており、その中にオールブラックスホテルのほか、バー、レストラン、小売店、商業オフィススペース、約2000人の住宅が含まれ、さらに公共の広場と公園エリアに囲まれたアパートメントも建設するという、とても規模の大きなもの。
写真を見ているだけでワクワクしますね。 (ニュースソース)
ニュージーランドはスポーツで世界中から人を呼び寄せることが出来るか?
スポーツというのは、地域経済を活性させるのに目に見えて分かりやすいイベントです。
ニュージーランドには、ラグビー、クリケットという2大人気スポーツがあります。
日本人になじみの薄いクリケットですが、実はコモンウェルスの国々では、ラグビー以上に人気のあるスポーツです。
特にインドやスリランカなど、たくさんの人口を抱える国ではナンバーワンの人気スポーツで、移民の多いニュージーランドでの試合はいつも大盛り上がり。
ワールドカップはもちろん、多数の国際試合を組むことで、世界中からも観戦客が増えることは間違いありません。
スポーツ興行は平和が大前提なので、今後ますます期待したいビジネスです。
(2024年1月に行われたクリケットの国際試合。ニュージーランドVSスリランカ)
(2023年に行われた女子サッカーワールドカップ 日本vsスウェーデン)
有名ミュージシャンがワールドツアーを組む際には、だいたいオーストラリアでの公演も組み込まれています。
そのついでに、オークランドやクライストチャーチで公演をすることも多い。
日本よりもチケット予約がしやすいので、私もこれまでに大物ミュージシャンの公演をたくさん見に行きました。
大きなスタジアムを作ることで、そういった公演の数が増えることにも期待したいですね。
オークランドにもう1つあるラグビースタジアムで行われたポールマッカートニーのコンサート(2017)
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