翻訳担当のEikoです。
私の情報源の一つに、いまだに新聞があります。NZでも新聞はどんどん衰退しているメディアですが、我が家ではいまだに新聞を購読しています。私は動画や音声がどうも苦手で、それでも最近は避けて通ることができず、ようやくスピードを上げて視聴することを覚えたほどで、もっぱら文字派なのです。
さらに、新聞紙には読んだ後にも用途がたくさん。アイキャッチ画像のように種まき用の使い捨てポットを作ったり、泥が付いた畑からの収穫物を包んだり、掃除に使ったりと、大活躍です。ちなみに最近、日本で「新聞紙」を売っているのを発見してしまいました。新聞紙を愛用している人は、私以外にもたくさんいるようです。
我が家が購読しているのは、NZ Heraldというオークランド地域の新聞です。日本のように「全国紙」という概念は、私の知る限り、ありません。
そのHeraldでずっと連載されていた、Sideswipeという息抜きコラムが先週金曜日で終わってしまいました。「sideswipe」には「横やり、あざけり、からかい、批判」といった意味があって、読者からの腹が立つことや反対に心温まるエピソードの投稿に加えて、世界の奇妙なイベントや出来事などが紹介されていました。ニュージーランドの昔のエピソードにびっくりしたり、逆に日本のこんなことが面白いと思うのか、と発見したりできて、私はとても好きでした。以前は一番後ろのページの右上、というとても目立つ位置だったのに、最近、内側のページに日によってあちこち配置されるようになり、だんだんないがしろにされているなあとは思っていたのですが、ついに打ち切りとなったのでした。こういうネタはもう新聞で紹介する意味がない、ということでしょうか。
ちなみに、私がSideswipe以上に熱心に愛読しているのは、土曜日のMary Holmさんの経済に関するQ&Aのコーナーです。NZのお金に関する情報や考え方のほとんどを、私はこのコーナーで学んでいます。キウイセーバー(NZ版確定拠出年金)ができた時も、「これは入らなきゃ損だ!」とすぐに思いましたし、法律の変更や投資へのNZ流の取り組み方、家の買い方なども分かりやすく説明してくれます。
バックナンバーは、Heraldサイトでは有料購読会員しか読めないですが、Mery Holmさん自身のサイトでは無料で読むことができます。平易な英語で書かれており、金融用語については説明が付いていて、NZのお金の仕組み、文化や習慣などを知ることができます。NZで生活される方にはぜひお勧めしたい情報です。