いつもお腹を空かせている高校生たちにとって、ランチは日々の楽しみの1つです。ニュージーランドのお弁当は一般的には、パン・フルーツ・お菓子が中心。容器はかさ高めで、残り物をアレンジして詰めることが多いです。また、学内で軽食を購入できるTuck Shopと呼ばれる売店や、寮の食事など。今回は、高校生たちのランチを特集しました。
お弁当の中身はこんな感じ!
パン:サンドイッチやロールパンなど、主食としてしっかり満足できる形で。
フルーツ:普通はりんごやバナナに加えて、季節のフルーツ(Kiwi Fruitsやみかん等)などですが、人参をシャキシャキした「フルーツ代わり」として入れることも一般的!
お菓子:甘いおやつで午後のエネルギー補給に。
残り物:前日の晩ごはんの残りをちょこっと詰めて、無駄なく活用することも。
容器:かさのあるスタッキングタイプで、容量たっぷり!見た目にもボリューム感があって、学校のランチが楽しみになります。
留学生たちは、慣れてくると自分でランチを作ることが一般的で、ちょっとしたサンドイッチはパパっと作れるようになります。あとは、キッチンにおいてあるフルーツとお菓子を入れればお弁当の完成。日本のお弁当よりも、スピーディかつシンプルなのが特徴です。
Tuck Shop (タックショップ)で買い食いも可能!
ニュージーランドの多くの学校にはTuck Shopという売店があり、お菓子やスナック、時にはホットミールも購入可能。
お弁当だけでは足りないハングリー学生たちは、タックショップで追いランチ。
「Tuck Shop」はイギリス由来の言葉で、元々は寄宿学校などでお菓子や軽食を買える売店を指していました。ニュージーランドでは今も学校の売店を 「Tuck Shop」 と呼ぶのが一般的で、生徒も先生も自然に使います。
寮の食堂では毎日3食+アルファを提供
寮に暮らす生徒にとって、食堂は生活の中心のひとつです。ニュージーランドの学校では、食堂の運営スタイルもさまざまで、外部のケータリング会社が入っていることもあれば、学校独自のスタッフで調理を行っている場合もあります。ケータリング会社が担当すると、効率的に大人数をまかなえるうえ、栄養バランスや季節感を考えた食事が提供されるのが魅力です。一方で、学校が自前で運営する場合には、より家庭的で温かみのあるメニューが多く、地域の食材を取り入れやすいという特色があります。
食事は基本的に1週間ごとのメニューがあらかじめ決まっていて、生徒たちは「今週はパスタの日があるね」「金曜日のデザートが楽しみ!」と話題にすることも少なくありません。朝食・昼食・夕食のほか、学校によってはインターバル用のおやつまで用意されます。りんごやバナナといったフルーツ、ビスケット、マフィンなどが並ぶこともあり、ちょっとした息抜きやエネルギー補給にぴったりです。
また、ニュージーランドらしい特徴のひとつとして、多様な食習慣や健康上の配慮にも柔軟に対応している点が挙げられます。ベジタリアンやビーガン向けのメニューが準備されていたり、ナッツ・乳製品・グルテンといったアレルギー対応メニューも整備されていたりします。希望があれば個別に相談できる仕組みを持つ学校もあり、生徒それぞれが安心して食事を楽しめるよう工夫されています。
休み時間は1日2回だけ
ちなみにニュージーランドの高校では、休み時間は2回だけです。
- インターバル(約20分):2時間目と3時間目の間の休憩時間。
- ランチタイム(約40分~60分):4時間目が終わった後の休憩時間。
どの時間に何を食べるかという決まりはなく、小腹を満たす程度でよければ、インターバルにスナックやフルーツで済ます学生もいますし、ランチタイムまで待てずに全部食べてしまう学生もいます。
天気のいい日はピクニック気分で、ランチを楽しむ学生も多い。
以上、ニュージーランドの学校ライフを、食事面から覗いてみました。
日本人学生の多くが驚く、りんご丸かじりや、ニンジンがフルーツ代わりなど、ランチだけで文化の違いをたくさん感じることが出来ます。
ニュージーランド高校留学をお考えの方はARCまでお気軽にお問合せ下さい。