ニュージーランドでブラジリアン柔術

いつも行ってるジムの横に「ブラジリアン柔術」の道場があるのを、こないだ発見したんですよ!

昨年4月から留学を始めたZ君と面談していた時に、彼がポロっと喋った一言。

爽やかでイケメン。口数は少ないけど聞かれればちゃんと答えるし、笑顔も多い。スポーツ万能。筋トレが趣味で中学時代はバスケットとサッカーを、現地校ではサッカー部の彼から「ブラジリアン柔術」の話を聞いたのはターム1が始まってすぐのこと。

さっそくWikipediaで調べたところ

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ブラジリアン柔術(ブラジリアンじゅうじゅつ、: Brazilian jiu-jitsu、略称BJJ: jiu-jitsu brasileiro)は、グレイシー柔術から発展したブラジル格闘技。またはブラジルで発展した日本の武術[要出典]

ブラジルに移民した日本人柔道家前田光世が自らのプロレスラーなどとの戦いから修得した技術や柔道または柔術の技術をカーロス・グレイシー、ジュルジ・グレイシーなどに伝え、彼らが改変してできあがった。ブラジルではリオデジャネイロを中心にサンパウロクリチバなどで、長年に渡り盛んに行われている。

ブラジリアン柔術には、護身術格闘技という側面があるが、最初に前田光世から手ほどきを受けたカーロス・グレイシーの弟であるエリオ・グレイシーは小柄で喘息持ちであった。そんな彼でも自分の身を守り、体格や力の上で劣る相手でも勝てるように考案されたのがグレイシー柔術で、グレイシー柔術の武術的な側面を簡略化し、競技として発展させたものがブラジリアン柔術である。寝技の組み技主体であるが故の安全性の高さや、全くの素人からでも始められるハードルの低さから、競技人口が急速に増加している。国際柔術連盟 (JJIF) での名称は寝技柔術(ねわざじゅうじゅつ、: Jiu-Jitsu: Ne waza)。

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これまでにサッカー、ラグビー、テニス、バドミントン、水泳。担当した学生が出場する試合の観戦をしてきたけど、マーシャルアートに挑戦する留学生は初めて。試合があれば一声かけてね、応援に行くから、と言った言葉を覚えておいてくれたのか、2週間前に「初試合に出場します!」と連絡がありました。

始めて間もないのに、先月には昇級試験に合格し、帯に一本線が入りました。

試合会場はAuckland Netball Centre

レベルと体重で対戦相手が決まります。4試合(各試合4分)の相手は全員大人で、それぞれの選手の経歴を確認したところ、どうやら手ごわい相手らしい。特に最後に戦う相手は元レスラーらしく、聞いただけでZ君の身を案じてしまいます。

4分はこうも長いのか、とハラハラドキドキ、応援に駆け付けたホストマザーと手を取り合って声援を送り続けました。

2試合終わったところで、体の節々が痛すぎて動かない、という彼に、「無理することない、よく頑張った!」という私の声は、同じジムのメンバーやホストマザーの「いいぞ、その調子だ。あと2試合、お前ならいける!」という言葉にかき消され、ボロボロになりながら4戦を終えました。

結果は1勝3敗でしたが、クラブチームのコーチは「素質があるから、もっと体を鍛えて技を磨けばかなりいいところまでいくよ」と、試合後の彼に優しく肩をたたいて労っていました。

観戦料大人20ドル、と決して安くはありませんが、ブラジリアン柔術の発展に貢献でき、ちょっと嬉しく思います。

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