こんにちは、現地校はターム3後半に入りテスト期間に突入しました。
この時期のテストは、11月のNCEA Externalの模擬テスト、現地ではMock Examと呼びます。
それに加えて、対象の学生はNCEA co-requisiteを受験します。
Co-requisiteテストとは
今年から各学校で正式に導入された、NCEAサーティフィケイトを取得するために満たす必要のある、特定のリテラシーと数的スキルに関するテストです。
科目とクレジット数
Literacy(Reading 5クレジット、Writing5クレジット)
Numeracy 10クレジット
対象の学生
現地校に通う学生(学年は問わない)
テストの時期
年に2回、今年は5月(1回目)と9月(2回目)
テスト時間と形式
オンラインテスト(自分のデバイスを持ち込み)で、各テスト1時間以上。上限は決まってませんが現地校では2Period(2時間)の枠を取っています。
採点とその基準
自動採点: 試験の一部、特に数的スキルに関する問題は、システムによって自動的に採点されます。
手動採点: リテラシーに関する記述式回答(読解問題やライティング課題)は、訓練を受けた採点者によって手動で採点され、採点者は、詳細な採点基準に従って回答の質を評価します。
採点基準: 試験は、リテラシーと数的スキルの重要な能力に焦点を当てています。学生は、読解、文章作成、基本的な数学の応用能力を実生活で使用できるレベルの熟練度を示す必要があります。リテラシーでは、意味を理解して読み、明確に書く能力が求められ、数的スキルでは、日常生活で基本的な数学を適用できることを示す必要があります。
評価: 試験は「合格(achieved)」または「不合格(not achieved)」として採点されます。
不合格(Not Achieved)の場合
全ての科目が合格するまで、テストを受験し続けます。合格した科目は再受験する必要はありません。
今年1回目の結果
Standard | May/June 2024 results | ||
Participating | Achieved (n) | Achieved (%) | |
Reading | 54,623 | 32,040 | 58.7% |
Writing | 51,566 | 28,704 | 55.7% |
Numeracy | 55,468 | 25,272 | 45.6% |
実際の問題
Writingの抜粋
Numeracyの抜粋(計算機持ち込み可)
課題
対象年齢の制限がなく、学校によってはジュニア(Y9、Y10)をテストの練習として取り組んでいるところもあり、また他の学校は一定の学力に達しているY11以上の学生と指定しているところもあるため、学校によっての合格率も異なっています。
不合格の学生のフォローアップのためにも、早急にテスト結果がフィードバックされるようにすることや、リソースを増やし試験対策の準備期間をしっかりと設けることが必要です。そのために、今後は時間割の変更や教員の追加を検討することになります。
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教育システム全体の改善、学生の評価方法をより公平かつ柔軟なものにすることを目指すため、今年からNCEAの大規模な転換が始まりました。導入された一つがCo‐requisteテストです。まだ完璧ではありませんが、回数を重ね試行錯誤していくうちに良いものが出来上がるのでしょう。留学生の皆さんは、1年目は力試しで、2年目にはアカデミックな英語力を身につけて、合格できるように頑張りましょう。
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