新学年が始まりました。シニアの学生はNCEAに向けて新たな気持ちで取り組みを始めています。
今日のブログではニュージーランドで長期留学を考える方に向けて、NCEAについて知っておくべきことをまとめてみました。
NCEAとは
National Certificate of Educational Achievementの頭文字で、ニュージーランドの高校で修得する資格や単位を決める国の教育システムです。
レベル
レベルは1から3まであります。基本的にYear11(高校1年生)がレベル1、学年が上がるにつれてレベル2、レベル3と上がっていきます。
査定方法
InternalとExternalという2種類の試験・査定方法で査定します。
Internalは学内査定で、アセスメントは実技、記述式テスト、レポート、作品制作があります。Externalは11月に行われる全校統一試験で記述式テストです。
グレード
それぞれのアセスメントには4つのグレードがあります。
Excellence(優)Merit(良)Acchieved(可)Not Acchieved(不合格)
クレジット(単位)
Acchieved以上を取得するとクレジット(単位)をもらえます。クレジット数はアセスメントによって異なり、1時間で終了するテストやレポートは2クレジット、大掛かりな作品の提出では12クレジットにもなります。
各レベル認定資格に必要なクレジット数
60
その他に必要なクレジット
指定されたLiteracy科目とNumeracy科目で各10クレジットを取得します。通常Year11で取得しYear13まで有効です。
NCEAの必要性
NCEAの結果でニュージーランドの大学や専門学校への入学が決まります。大学に進学する場合、レベル3認定資格に合格しUE(大学入学資格)を取得しなくてはいけません。
高校卒業資格とNCEA
一定の成績を取得しないと進級や卒業ができない日本と違い、ニュージーランドでは16歳になれば必要な資格を得た時点で高校を終了することができます。そのためYear12(高校2年生)で終了する人も珍しくはありません。Year13(高校3年生)まで在籍しても、人それぞれ取得している資格は違います。
留学生とNCEA
帰国子女入試制度を利用して日本の大学を受験する場合、多くの大学はNCEAレベル3の取得は義務付けられていませんが、慶應義塾大学やICUでは出願の条件となっています。ニュージーランドの大学やその他海外の大学に進学の可能性も広がるので、レベル3の取得に向けて頑張りましょう。
サポート
授業内容が難しくて理解できない、レポートの書き方が分からない等、困った時には私たちガーディアンに相談してください。留学課スタッフを通じ担当の先生にアドバイスを得るお手伝いをいたします。英語での説明が難しくて理解が難しい場合は、日本語で指導をするオンライン家庭教師をご紹介します。
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興味のある科目を奥深く学べるのが、ニュージーランド現地校の特徴です。数学、化学、生物、地理等お馴染みの科目から、演劇や写真、ダンスまで約40科目ある中で、果たして自分は何に興味があるのか、将来何を勉強したいのか、じっくりと考えて選択し、クレジットの取得を目指して頑張りましょう。
ご相談やお問い合わせはオークランド留学センターまでお気軽にご連絡ください。