トラブルにも動じないニュージーランド高校留学生たち

怒涛の2週間でした。

1月27日にオークランドを襲った集中豪雨の被害は相当なもので、家屋の床上浸水、道路の冠水、地盤沈下、がけ崩れなど、様々な被害状況がYoutubeでも配信されました。

その日は私は午前中に空港出迎えだったのですが、すでにホームステイ先に送っていく道中には、前が見えにくいほどの激しい雨が降っていました。
無事に送り届けた後は、ひたすた事務仕事をしていたのですが、屋根を叩く雨音が部屋の中にいてもうるさいほどで、めったにしないヘッドフォンで音楽を流しながら仕事をしていました。後で知ったことですが、私の家の周辺エリアが一番降水量が多かったそうです。ただ、被害は殆ど出なかったエリアでもあります。

夜になってSNSから流れてくるニュースで被害の大きさを知りました。同時に、夕方に空港出迎えに行っていたスタッフからも何とか生徒を送り届けたと連絡が入りました。
空港は雨のせいで着陸が1時間遅れたうえに、イミグレーションの混雑で生徒が出てくるまでに更に2時間を要し、空港の駐車場から道路に出るまでに40分。
普段なら空港から20分で行ける距離に1時間半かかったそうです。
雨がカーテンのようになって、道は見えず、前の車のテールランプを頼りになんとか車を走らせたそうです。
ちなみに彼女が空港を後にした1時間後にターミナルが浸水し、空港は封鎖に。

滞在中の留学生たちの安否を確認したところ、1人の女生徒がホストマザーと一緒にスーパーマーケットに買い物に行ってる最中に、地下駐車場が浸水し、
止めていた車が半分くらい水につかってしまったことが分かりました。この生徒は、スーパー側の配慮で2階に避難して事なきを得ました。

そしてその次の日から様々な手配変更が生じました。

1月27日の夜、すでに成田空港を飛び立ちオークランドに向かっていたニュージーランド航空は、28日の朝、急遽ブリスベン空港に着陸。
弊社担当の学生2人が搭乗していましたが、彼らはブリスベンで1泊し、翌日29日の夕方に臨時便でオークランドに到着しました。

マレーシア経由で到着する予定だった学生は、1月27日の夜、クアラルンプール空港で足止め。オークランド空港の再開待ちと、振替便の席がないのとので、4泊もクアラルンプールに滞在しました。最終的には2月1日の臨時便に席を確保することが出来て、2月1日の深夜23時半にオークランドに到着。その日は私の家に泊まってもらい、翌日ホームステイ先に送り届けました。

他には、テムズの英語学校で勉強していた中学生7人のグループが、1月29日にオークランドに移動予定だったのですが、2人の学生が滞在していたホームステイ先近辺の道路が冠水したせいで、タクシーが迎えに行くことが出来ませんでした。水が引くのを待って、彼らだけ1日遅れての移動となりました。

1月28日、29発のニュージーランド航空が欠航することになり、それらの便で到着予定だった弊社担当学生7人は、カンタス航空に振り替えることになりましたが、全員が違う日、違う経由便。それもあって、私たちスタッフは手分けして1月31日から2月6日まで連続7日間も空港に出迎えに行きました。

1月31日に予定されていた新学期開始日は、安全を危惧して2月7日開始に変更。各生徒、保護者、関係機関への諸連絡、など様々な仕事が発生、さらに2月5日には27人の学生団体が到着。
目の回るような毎日でしたが、ようやく新学期を迎えることが出来ました。

このような非常時において、とても感心したのが学生さんたちの落ち着きぶりです。

中3~高1学年の生徒さんばかりでしたが、トラブルに対しても慌てない姿勢を見ると、日本の将来もまんざらではないというのことを感じました。
出発前からLINEをつないでいたのですが、途中の経由地から状況を的確に知らせてくれましたし、こちらからの連絡に対しても、きちんと返してきてくれました。
チェックインカウンターで英語で交渉している声をLINE越しに聞いていると、出発前にある程度の英語学習をしていたこともよく分かりました。
またフライト情報を検索したり、ホームステイ先にも遅延のメールを送ったり、スマホもしっかり活用していました。

これまでの短い人生で蓄えた知識や経験も活かせているのだと思いますが、このようなトラブルを乗り越えることも留学での学びですね。

 

オークランド市では、被災された方々へのドネーションを募っています。

Auckland City Mission

 

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