親元を離れて、何もかも自分で管理することは私が自立できるいいきっかけにもなりました

現地校体験留学

名前Yu さん
年齢17
学校Lynfield College
留学期間2023年8月4週間

このプログラムを選ばれた理由について。

日本を1人で発ち、海外の高校生活を経験し日本との違いを感じてみたかったこと、既存の学校プラグラム等は集団行動が殆どだと思うので、そこでは培えられない自分自身でのチャレンジ精神や可能性を試して視野を広げてみたかったからです。

準備段階での心配事や、不安に思っていたことについて。

1番はやはり言語の壁です。スピーキング力に自信がなかったのでまずコミュニケーションが取れるのかどうかを不安に思っていました。また、私は海外に行くこと自体が初めてだった為空港での手続きも不安要素でした。

学校全体の雰囲気、日本との違いなど感じたことを自由にお聞かせください。

全体的にとても開放的でした。Lynfieldは学校自体が本当に広くて、Intervalやlunchtimeも各々が思い思いにカフェテリアをはじめ、色んな場所で過ごしていました。あまりにも学校が広いので、最初の方は迷子にもなる程でした。
また、毎授業の間に休み時間が無いので、授業の開始は割とルーズでチャイムが鳴った瞬間皆んなすぐに出ていくのが印象的でした。

受講した教科。日本との違いについて教えて下さい。

数学、古典、中国語、Hospitality(日本で言う家庭科)、ESOL授業を取っていました。
どの授業も日本よりも断然パソコン必須なことに驚きました。デバイスを忘れたらそれこそ殆ど何も出来ないレベルで、授業で扱う教材はペーパーレスでした。特に印象に残っているのは、Hospitalityクラスです。週に何度かはCookingの時間があり、私はパンやピザ、ケーキを作りました。一度、CustomerとClarkに分かれてテーブルマナーから本格的に再現した授業は日本の家庭科の授業では中々出来ないレベルだったのでとても楽しかったですし、貴重な経験になりました。

学校で楽しかったこと、辛かったこと、友達のこと、先生のことなど。

4週間のうちの最初の1週間半は、環境にも慣れていないし現地の子達の喋るスピードに耳が慣れるのに精一杯で大変なことも多かったです。私の時期ではイベントは何もありませんでしたが、仲良くなった友達とランチを食べたりスナックを食べたりするだけでもとても楽しかったです。Lynfieldはすごくダイバーシティな学校なので、出身もそれぞれ異なる為みんなの母国の文化や言語の話をして楽しめたのもLynfieldならではだったのかなと思います。あと、現地の子達はやっぱり距離が良い意味ですごく近く、少し仲良くなったら校内で声を掛けてくれたりハグやハイタッチなど挨拶がとても明るくて嬉しかったです。
先生方も、留学生には慣れている方が多く特に最初の方の授業では気を遣って見て下さったので特段困ることは無かったです。

ホストファミリーのこと、食事のこと、楽しかった思い出、文化の違いなど。

私のホームステイ先には11歳と1歳の女の子がいました。なので、パズルをしたり手遊びゲーム、折り紙やピアノを一緒に弾いたりなどお出かけではなくてお家で出来る遊びをよくしました。本当に2人とも可愛くて実の妹のように遊べて楽しかったです。
食事に関して私のホームステイファミリーは、中国人の方だったので白いご飯が恋しくなることはありませんでした。私が一度クリームパスタが好きだという話をしたら、覚えてくれていて最後の夜ご飯はパスタにしてくれたり、帰国前日にスナックをプレゼントしてくれたりと本当に良くして頂きました。また、文化の違いほどではありませんが、家族みんなで食べることに重きを置いていておじいちゃんおばあちゃんも含めてみんなで毎晩ご飯を食べていました。

これからやってくる方にアドバイスがあれば。

とにかく、学校では積極的に話しかけることが1番大切です。私は留学生だし日本人だからアニメの話等それだけで興味を持ってもらえるとか考えていましたが、実際日本に興味がある子は多い訳ではありません。日本でも、Kpopが好きな子やジャニーズが好きな子がいるようにこっちでもそれぞれ好みがあります。なので、とにかく「自分から」ということが重要になってくると思います。話をすれば、大抵の子は聞いてくれるし多少英語力が伴わなくても汲み取ろうとしてくれます。
結局のところ笑顔で挨拶して明るく振る舞っていたら何とかなります(笑)
不安なことも多いし、決して楽しいことばかりじゃ無いけど、せっかくの機会なのだから勇気を持って話し掛けることにチャレンジしてみて欲しいです。

自由にお書きください。

全体を通して、とても充実した貴重な体験でした。確かに楽しいことばかりではなく、特にある程度友達が出来てくると、自分が伝えたいことを上手く英語で表現できないとき本当に悔しかったです。日本の友達が恋しくなり、本当に帰りたいと思ったこともありました。それでも、異国で毎日葛藤しながら挑戦できたこの経験は何にも代えられないかけがえのないものだと思います。最後には、心の底から別れを悲しめる友達も出来て、4週間という期間でもこんなに素敵な人たちと出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
親元を離れて、何もかも自分で管理することは私が自立できるいいきっかけにもなりました。絶対にニュージーランドに戻ってきたいです。本当にありがとうございました。