自分の中で一つ軸を作っておくとそれが心の支えになる

現地校体験留学

名前Yukino さん
年齢15
学校Onehunga High School
留学期間2023年8月4週間

このプログラムを選ばれた理由。

語学学校などではなく現地の学校に通って授業を受けてみたかったから。4週間という長い期間だったから。

準備段階での心配事や、不安に思っていたことについて。

ホームステイ先がどんな人たちなのか、食事はちゃんと出るのか、学校で孤立せず上手くやっていけるか。また、私の場合1日目だけホームステイ先が違い、その人たちの情報が出発直前にわかったので、不安でした。

学校全体の雰囲気、日本との違いなど。

いい意味でも悪い意味でも自由だということ。(勉強をやるかやらないかも自分次第)生徒が自立してること。授業で先生が前にたって教えるというより自分たちで調べるということ。全てパソコンなので教科書がないということ。ピアスやタトゥーが当たり前なこと。自分のクラスの教室などはなく、先生がいるところに自分たちが行くということ。席は決められていない。

受講した教科。日本との違いについて。

数学(日本よりもすごく簡単だった。中学一年生レベル。日本と解き方が違うものがたくさんあった。)
体育(週に4回あるうちの半分は実技で半分は保健。日本より体育の時間が多い)
社会(グループに分かれて発表の準備をしていた。)
家庭科(体育と同じように週4回の2回が調理実習で2回がそれについての勉強。毎週2回も調理実習をするのが意外だった。)
理科(私が取っていた授業の中で唯一先生が前に立って話す授業。スライドやワークシートを見ながら授業を受けていた。毎回ネットでクイズをした。)
ESOL(英語が第一言語じゃない人が全員とる科目。多くの人種がいるニュージーランドならではだと思った。ネイティブの人はEnglish(国語)を全員とる。)

学校で楽しかったこと、辛かったこと、友達のこと、先生のことなど。

授業が一緒で仲良くなった子たちがネットボールを誘ってくれたり、好きなスポーツ選手や韓国ドラマが一緒で話が盛り上がった時楽しかった。
また、体育の実技の時間、flagFootballをやった時に上手くできなくても褒めてくれたり盛り上げてくれた時嬉しかった。違う体育の時間で、バディーと一緒に筋トレのようなことをした時、自分がやりたくないものは私だけにやらせて先生にやってないのがバレないように利用された上に笑われた時は辛かった。
家庭科の時間で、ペアになった人に頼まれたことをやったら違うと言われて、作ったソースをシンクに流されて怒られた時はすごく辛かった。
先生は優しい人が多くて、特に体育の先生は日本が大好きで、たくさん話してくれてとても嬉しかった。

ホストファミリーのこと、食事のこと、楽しかった思い出、文化の違いなど。

私のところのホームステイ先は、ホストマザーとホストシスターの2人だけだったのですが、1人の時間を一定の時間取りたい私にとってはとても良い環境でした。
また、休日の朝が早すぎなかったりしたところも、自分の生活スタイルに合っているものが多くてその点は本当に良かったと思いました。
しかし、逆に全員自立しているので、夕飯とその後のテレビをみる時以外は各々自分の部屋で過ごしていることが多く、その時はもう少しみんなと話したいなと思いました。
食事は、ホストマザーが作ってくれた料理はどれもとても美味しかったです。基本的に大皿から自分でとるのですが、お腹いっぱいでも、Have some more!と言われた時に、断りきれない時が何度かありました。
また、私のホストファミリー(特にホストシスター)は、甘いものやジャンクフードが好きで、それに合わせて食べるときは、正直なところとてもきつかったです。
ホストシスターがサッカーをやっているのもあり、この期間中にワールドカップに2回も連れて行ってもらいました。まさか人生の中で。しかも留学中に2回もワールドカップを見にいけると思っていなかったので、本当に嬉しかったです。

週末には、ホストファミリーの別荘に連れて行ってくれて、そこのビーチがとても綺麗で、ご飯も美味しくて、本当に楽しかったです。文化の誓いとして感じたことは、これは私のホストファミリーの場合ですが、土足で歩いたところを素足で歩くことに抵抗がないということです。私のところは、家の中は基本靴を脱いでいるのですが、ある時ふと見たら土足で歩いている時がありました。あとは、いただきますとご馳走様を言わないということです。これは、わかってはいたのですが、いざ食べる時に、どのタイミングで食べていいのかわからないことが多くありました。

これからやってくる方にアドバイスがあれば。

どれだけ留学をしたいと思っていても、いざ来てみて言語や文化、環境の違いの壁にぶつかった時、自分は今何をしているんだろう、何で留学に来たんだろうと思うことがあると思います。その時に答えを探すのもいいと思いますが、自分の中で一つ軸を作っておくといいと思います!それが、辛いとき自分の心の支えになってくれると思います。
また、恥ずかしがるのではなく、当たって砕けろ精神で、わからないこと、気になったことは聞く、自分がやってみたいと思ったことは躊躇わずやってみることが本当に大切だと思いました!
あとは、すごく具体的なことになりますが、クロックスのようなサンダルもしくはスリッパを持ってくることを強くお勧めします!土足でない家もこちらにはたくさんありますし、半分半分のところも多いので、とりあえず持ってきておくと本当に便利だと思います。とにかく楽しむ!ということを常に念頭において、毎日を全力で過ごしていれば自然と人は寄ってくると思います^^

滞在を振り返って

最初の1週間は、ホームシックになるわ学校で友達はできないわと辛いことばかりで、ARCの節子さんからの電話で日本語を聞いただけで涙が出そうになるほどでした。学校に少し慣れてからも日本人で固まってしまったり、その中でも悩まされたりと、正直たのしいことよりも辛いことの方が多かったです。しかし、こうして一ヶ月の留学が終わろうとしている今、まだここにいたいと思っている自分がいます。あまりの環境の違いになれず、辛いこともたくさんありますが、それ以上に、自分の中に全くなかった価値観を毎日知り、英語を通じて同年代の子たちと仲良くなれたのがとても嬉しくて、楽しかったです。今まで自分が生きていた世界がどれだけ小さかったのかを感じさせられたのと同時に、親元を離れて異国の地で過ごしたということが、今後の自分の自信につながるよ思いました、この4週間での体験は、一生忘れられない経験となりました。できることなら、またこのニュージーランドに、そして同じ学校に行きたいです!