学校について
私の通ったGreen Bay High Schoolは、明るくて自由な雰囲気の学校でした。先生も生徒もフレンドリーで、安心して学校生活を送ることができました。
授業では、日本にないダンスやファッションに夢中になり、反対に理科や数学の英語専門用語には苦労しました。でも努力を続けて、MeritやExcellenceの評価を得られたことは大きな自信になりました。
部活動(チア・ダンス・サッカー)に励んだ日々
放課後の活動は、留学生活を一番充実させてくれました。
チアリーディング:週1回の朝練習を続け、大会で上位入賞。仲間と息を合わせて舞台に立った瞬間の一体感は忘れられません。ホストシスターも同じチームだったので、送迎の時間も含めて絆が深まりました。
ダンス:オーディションに合格し、学校代表として「National Dance Challenge」に挑戦。入賞は逃したけれど、仲間と全力で挑んだ経験が宝物です。
サッカー:女子サッカー部の試合や男女混合チームでの練習は刺激的でした。勝利の喜びや仲間と支え合う経験が、友情を育ててくれました。



ホームステイ
ホームステイは、最初は決して順調ではありませんでした。学校で疲れて帰ると自室にこもってしまい、なかなか会話を広げられなかったのです。そのせいで「もしかして心配されているのかな?」と気づき、ショックを受けたこともありました。
でもそれからは積極的にコミュニケーションを取るように心がけました。テキストメッセージでの連絡だけに終わらせず、夕食の時間に直接話すこと。リビングでテレビを観ながら「今日こんなことがあったよ」とシェアすること。そうして少しずつ関係が変わっていきました。
母の日には日本式にカーネーションとカードを渡したり、ホストファミリーが私のために寿司パーティーを開いてくれたり。そんな温かい交流を重ねる中で「やっと本当に家族の一員になれた」と感じられるようになりました。今では「もっと早く自分から関わっていれば良かった」と思うくらいです。


一番大変だったことと乗り越えたこと
英語の会話スピードについていけず、何度も悔しい思いをしました。でも、とにかく「話す練習」を繰り返し、簡単なフレーズや決まり文句を準備することで、自分から話す勇気が持てるようになりました。少しずつ英語でのやり取りに自信がつき、コミュニケーション力そのものが成長したと感じています。
心に残る思い出
- チアの大会で仲間と一体になれた瞬間。
- ダンスのステージで仲間と踊り切ったこと。
- サッカーで勝った試合の喜び。
- ホストファミリーと囲んだ食卓の笑顔。
一つ一つがかけがえのない思い出です。

これから留学する学生へのアドバイス
出発前から「話す練習」を少しでもしておくこと。テスト勉強とは全然違う英語力が必要です。それと、日本人同士で固まらず、現地の友達や留学生と積極的に関わること。他には、ホストファミリーには、つたない英語でも気にせず、直接話すことを大切にしてください。
留学生活での成長とこれから
この留学を通して、私は英語力だけでなく、自分から行動する力や人とつながる力を得ました。つらい時期もあったけれど、工夫して乗り越えられたことは大きな自信になりました。この経験を、これからの人生にしっかり活かしていきたいです。

ARCスタッフより
いぶきさんは、勉強・チア・ダンス・サッカーと、すべてに全力で取り組みました。英語に苦戦することもありましたが、自分から工夫して挑戦する姿勢がとても素晴らしかったです。現地生徒とも積極的に関わり、留学生の見本となるような存在でした。
この留学で得た力は、きっとこれからの未来で大きな財産となるでしょう。いぶきさんのこれからを心から応援しています。

