はじめてのホームステイ体験
僕の留学生活は、温かいホストファミリーのおかげで本当に充実していました。
到着した初日から家族の一員のように迎えてくれて、夕食の時間にはローストチキンやビーフシチューなどを食べながら毎日いろんな話をしました。週末には一緒に旅行に行くことも多く、ウェリントンやタウポでの観光や、ラグビーやサッカーの試合観戦は特に印象に残っています。
「素晴らしいホストに恵まれたな」と何度も感じました。ホストマザーの誕生日をみんなで祝ったことや、ホストブラザーと庭でバスケやサッカーをした時間は、僕にとって大切な思い出です。
学校での学び
僕の留学先のSpotswood Collegeでは、英語、数学、生物、アウトドア教育(TOPEC)、インターナショナルフードなど、さまざまな授業を取りました。
英語の授業ではニュープリマスの観光ツアーを企画したり、日本とニュージーランドのスポーツ文化の違いについて小論文を書いたりしました。数学では日本でまだ習っていない微分積分に挑戦し、難しいと感じることもありましたが、先生がサポートしてくれたのでなんとか理解できました。
TOPECの授業では、タラナキ山に登ったり、カヤッキングやラフティングをしたりと、自然を思いっきり楽しむことができました。インターナショナルフードではコーヒーの淹れ方を練習したり、調理実習でパンケーキやブラウニーを作ったりと、留学生同士で協力しながら楽しく学べました。
さらに、キャリアエキスポでは警察官や農業、美容など、幅広い職業の話を直接聞けて、とても刺激になりました。
お世話になった留学課の先生と。
バレーボールでつながった仲間
僕にとって一番の強みだったのがバレーボールです。現地のクラブチームの試合に出場する機会もあり、背の高い選手たちとの試合は大きな経験になりました。試合や練習を通して友達も増え、放課後にはホストブラザーや友達とラグビーやバスケを楽しみながら交流を深めました。
英語と自分の成長
最初は現地の人たちの英語が速すぎて、会話が続かなかったり、聞き取れなかったりして大変でした。でも「とにかく話しかけてみよう」と思って挑戦し続けました。アニメやゲームの話題をきっかけに会話が盛り上がるようになり、少しずつ自信がつきました。
特にリスニングはかなり伸びたと感じます。授業で分からないことがあっても、友達に聞いたり、まずは見て学んでから取り組むようにして、なんとか乗り越えてきました。
これから留学する人へのアドバイス
これから留学する人に伝えたいのは、「完璧を目指さなくていい」ということです。最初から100%理解できなくても、6〜8割わかれば十分。熟語やスラングを知っておくと、会話がぐっと楽になります。あと、服装や持ち物については事前にしっかり確認しておくと安心です。
僕自身、この留学を通して「もっと長く滞在したい」と思うくらい充実した時間を過ごせました。わからないことは素直に聞き返すこと、そして勇気を出して一歩踏み出すことが、一番の成長につながると思います。
ARCスタッフより
大輝くんは、いつもにこやかで礼儀正しく、現地でも前向きに挑戦し続ける姿が印象的でした。
日本人留学生が周りにいない環境の中でも、不満や弱音をこぼさず、積極的にコミュニケーションを取ろうと努力を続けていた姿はとても頼もしかったです。
ホストファミリーとの関係を大切にし、バレーボールを通して友達の輪を広げ、学業でもアウトドア活動でも真剣に取り組む姿勢から、大きな成長を感じました。
ニュージーランドでの経験は、これからの学校生活や将来に必ず活かされると思います。