タラナキ山麓の田舎町。日本人のいない英語環境に飛び込み、自分を広げた3か月。

1ターム留学

名前Kodai さん
年齢16
学校Inglewood High School
留学期間2025年ターム3

学校について

僕が通った Inglewood High School は、とても明るく開放的な雰囲気の学校でした。現地の生徒たちはみんな親切で優しく、昼食のときなどによく声をかけてくれて、すぐに打ち解けることができました。

授業では、南アフリカ出身の留学生と二人で受ける英語のクラスがあり、互いの文化を紹介し合いながら学ぶことができました。数学や物理では、日本で学んだ知識を活かせる場面もあり、特に物理の授業ではエネルギーや運動に関する実験を行い、理解をさらに深めることができました。

体育の授業では、ラグビーやバレーボールに加えて、登山(トランピング)やマウンテンバイキングなど、ニュージーランドならではの課外活動を体験しました。最初は現地生徒が話す英語のスピードや独特のイントネーションに苦労しましたが、休み時間にバスケットボールを通じて友達ができ、徐々に会話にも慣れていきました。

ホームステイについて

ホストファミリーはとても温かく迎えてくれ、快適な生活環境を整えてくれました。夕食ではステーキやハンバーガー、タコスなどの現地の料理を楽しむことができ、時には寿司レストランに行く機会もありました。ニュージーランドのお寿司は日本と少し違っていましたが、それも新鮮で美味しく感じました。

特に印象に残っているのは、ホストシスターの誕生日を家族の一員として一緒にお祝いしたこと、そして親戚のファームを訪れて牛の乳しぼりを体験し、子牛と触れ合ったことです。普段の生活ではできないような経験を通して、ニュージーランドならではの自然や文化を身近に感じることができました。

ただ、最初の頃は英語が思うように聞き取れず、話すこともできずにとても苦労しました。うまく感謝の気持ちを伝えられなかったり、会話についていけずに悔しい思いをしたこともありました。それでも時間が経つにつれて少しずつ慣れ、積極的にコミュニケーションを取ろうと努力することで、ホストファミリーとも徐々に信頼関係を築いていくことができました。

思い出に残ったこと

留学生活の中で、心に残る出来事は数多くあります。まず、学校近くにあるタラナキ山での散策や登山では、ニュージーランドの雄大な自然を肌で感じることができました。道なき道を歩き続ける大変さもありましたが、それ以上に貴重な体験となりました。

また、留学生歓迎会で見た迫力あるハカのパフォーマンスは忘れられません。現地の生徒たちが目の前で披露してくれた伝統的な舞踊は力強く、とても感動しました。

ホストシスターの誕生日パーティーに参加し、一緒にお祝いできたことや、ホストブラザーのサッカー観戦、さらには地元ホテルのビュッフェで美味しい料理を楽しんだことも良い思い出です。家族の一員として受け入れてもらえたことを強く実感しました。

後輩へのアドバイス

これから留学を考えている後輩へのアドバイスとして、出発前から少しでも毎日シャドーイングや単語学習を続けておくことをおすすめします。短い時間でも積み重ねることで、現地に到着してからの会話理解に大きな力を発揮します。

また、日本食の材料は現地のスーパーでもある程度手に入れることができます。例えばカレーの材料やラーメンなどを使ってホストファミリーと一緒に料理をすれば、交流のきっかけにもなり、自分にとっても安心できる時間になるはずです。

 

留学生活での成長と総括

留学生活の最初は、友達や先生と話しても英語がうまく聞き取れず、何度も聞き返してしまうことが多くありました。自分の思いを伝えることも難しく、会話についていけない悔しさを感じる場面も少なくありませんでした。

しかし、シャドーイングや英語字幕付きの映画鑑賞などを取り入れ、自主的に学習を続けることで、少しずつリスニング力や発音が向上し、会話を理解できるようになっていきました。言いたいことを咄嗟に英語で表現できる語彙も増え、文法やスラングも自然に使えるようになったと実感しています。

辛い時期を乗り越える過程で、柔軟な思考力や自分から積極的に声をかける姿勢も身につきました。留学を通して、英語力だけでなく人間的にも大きな成長を遂げられたと感じています。

振り返ってみると、留学前はニュージーランドがどんな国なのか分からず不安でいっぱいでしたが、現地の人々の温かいサポートに支えられ、とても充実した時間を過ごすことができました。この経験は、これからの人生において大きな財産となり、将来は自分が周囲を支える立場になりたいと強く思うようになりました。

ARCスタッフより

煌大くんは、日本人がいない完全な英語環境の中で、最初は聞き取りに苦労することもありましたが、弱音を吐かずに一つひとつの課題に前向きに取り組んでいました。休み時間のバスケットボールや授業での活動を通して、親切な現地の友人たちと信頼関係を築き、積極的に交流を広げていった姿が印象的です。

また、ホストファミリーとも良好な関係を築き、誕生日のお祝いからファームでの体験まで、家族の一員として温かく迎え入れていただきました。英語で感謝の気持ちをうまく伝えられないもどかしさもありましたが、それを乗り越えようと努力を重ね、確実に成長していった姿が見られました。

ニュージーランドでの挑戦と経験は、煌大くんにとって大きな財産となり、これからの人生においても必ず役立つものになると確信しています。帰国後も、この経験を糧にさらに大きく成長してくれることを心より願っています。