周りのサポートあっての留学だった。

卒業留学

名前南垣綾音 さん
年齢17
学校Bethlehem College
留学期間2022-2024

ニュージーランドに留学しようと考えた理由やきっかけ。

1年間のニュージーランド留学から帰国した兄の自立した姿を見て、留学に対して憧れを持ちました。

その時はすでに日本の高校に通っていましたが、私も留学をすることに、そして1年ではなく3年の卒業目的での留学を選択しました。

 

出発前の英語の準備

当時通っていた日本の高校で、英語の授業や課題を丁寧に行い、個人的に熟語の勉強をしました。

 

苦労したこと、乗り越えたきっかけなど。

留学はスムーズに始まったと思います。すぐに友達もできたし、優しいホストファミリーにも恵まれて毎日楽しく学校に通っていました。
しかし、時が経るに従い、勉強も交友関係も上手くいかずに、学校に行くことさえ憂鬱になったことがありました。
そんなとき、留学に来た目的をもう一度思い出すと同時に、一生懸命励ましてくれている周りの方々のサポートを自覚し、将来への明確な目標ができたことがきっかけで乗り越えることが出来ました。

 

主な履修科目、攻略方法

Maths : 専門的な英単語を予習して授業で置いていかれないように努力しました。
English: Writingの課題が多いため、自力で書いて先生に添削してもらう、を何度も繰り返しました。
Sport science : 座学ではクラスメイトと協力しながらも、課題を早めに初めることで質を上げた。運動は全力で!

Bethlehem Collegeの先生方はとても協力的で、親身になってサポートをしてくださいました。

 

学校でのクラブ活動・ボランティア活動など

ただ単に学校生活をするだけに終わらせないよう、機会があれば積極的にボランティアやイベントの手伝いにも参加しました。

マルチカルチャーボランティア、幼稚園でのボランティアなど、貴重な体験もできました。

 

帰国子女入試対策について

本当はもう少し早い段階から始めなくていけなかったが、Year13の初めからIELTSの勉強受験を開始しました。なかなかスコアが上がらずに苦労しましたが、9月には6.0までスコアをあげることが出来ました。
また、8月からAO入試専門塾で小論文と面接の対策を始めました。

ボランティアを経験したこともあり、幼児教育に興味を持ったのですが、関西学院大学教育学部・幼児教育学コースへの進学が決まりました。

 

 

これからやってくる留学生たちに、アドバイスがあれば

私自身の振り返りも含めて、以下を皆さんにアドバイスしたいです。

  • 留学を決心した理由を忘れないこと。
  • 勉強、課題は後回しにしないこと。
  • 完璧を目指しても大抵は上手くいかないから少しは手を抜くこと。(優先順位や難易度を自力で明確にしたら、必要最低限の課題量が見えてくる)
  • 無意識に周りと自分を比較して、壁を作らないこと。
  • しんどくなったら絶対に1人で抱え込まずに誰か(信頼出来る先輩や周りの大人)に頼ること。
  • サポートしてくれるエージェントと先生と友達、そして家族への感謝を忘れないこと。

 

この3年間を振り返って

留学を通して、今までどれだけ周りに支えられて過ごしてきてたか、そしてそれが当たり前では無いことを痛いほど理解することが出来ました。だからこそどんな些細なことにも感謝し、相手の気持ちや行動をできる限り理解しようと努力するようになりました。

まず、エージェントの小西さんと春香さん、2年半の間沢山お世話になりました。コロナの規制が緩和された直後での留学だったので多くのイレギュラーがあったと思います。それでも困ることなくスムーズに留学生活を始めることが出来たのは全て小西さんのおかげです。そして留学先では、春香さんがパーティーやボランティアの機会をたくさん作ってくれました。だからこそ学校の中だけでなく、タウランガ内での交友関係を広げることが出来ました。そして、私が留学の目的を忘れて逃げていた時、わざわざzoom面談を開いて私の目を覚ましてくださったこと、本当に感謝してます。あの面談がなかったら自分の夢も見つからず関西学院大学にも合格していなかったと思います。私はまだまだ生き方を模索中ですが、お二人や先生方を見ていると人のために働き、関わる喜びを少しは理解出来た気がします。2年半、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

そして、お父さんとお母さん、2年半もの長い間貴重な体験の機会を与えてくれてありがとう。
私は不器用で、伝えたいのに上手く伝えられないことが多いけど、お父さんは私の決断、お母さんは私の想いを理解して尊重してくれました。昔は不満もいっぱいあったけど、今は2人に支えられてることを実感出来て幸せいっぱいです。今まで失敗ばっかりだった受験も最後の最後でほんとに行きたい大学に合格して終われたのは何回も挑戦させてくれて、期待しすぎず見守ってくれてた2人のおかげです。まずは18年間ありがとう。そしてまだまだこれからもよろしくお願いします。

左:International Dean。  右:卒業式に参加してくださったお母様。

ARCから

まずは、希望の大学に合格出来て本当におめでとうございます!学部こそ違えど、私の後輩になってくれたこと、とても嬉しいです。これから始まる大学生活で、たくさんのことを学んで、世の中の役に立つ人財となることをお祈りしています。

コロナでの国境規制が明けて間もない頃に、大阪で面談をしたのが遠い昔のように感じます。
ビザの取得が渡航ギリギリだったり、到着していきなりパスポートを紛失したりという、今から思い出すと笑い話ですが、ちょっとしたアクシデントもなんのその、すぐに友達もでき、ホストファミリーにも恵まれ、順調に留学が始まりました。そのまま最後まで行くかと思っていたのが一転、友だち付き合いのトラブルから、留学への熱意が冷め、意欲的な行動には程遠く、学校の先生からも、「あやねは変ってしまった、、、」と、このままでは学校を退学になるのではと心配するほど、どーんと落ち込んだ時期がありましたね。
その時、緊急Zoomミーティングを行ったり、卒業生を加えたアドバイスの会に参加してもらいながら、なんとか自分を見つめ直すきっかけを、とスタッフ一同必死でした。
ほどなくして、あやねさんの復活劇が始まり、学校の先生からの評価はV字回復、IELTSで高得点を叩きだし、そして第1希望であった大学にも合格。まさに、「終わり良ければ総て良し」を体現してくれたかのようでした。

留学でうまくいった事を並べるより、困難な経験の話のが面白味があります。
困難なことを乗り越えた体験を、将来の自分に活かしていけるように頑張ってください。

あやねさんの今後の活躍を楽しみにしています!


Mount Maunganuiの山頂で日の出を拝みながらバンザイ!ではなくて、ラジオ体操。