分からないことを聞くこと自体が、コミュニケーションの一つの手段

1ターム留学

名前Daiji さん
年齢15
学校Aotea College
留学期間2024年ターム3

留学前半から中盤にかけての学校生活

通学は徒歩で20分程です。授業はやはり英語がとにかく難しいと感じています。現地生用と留学生用の2つの英語の授業をとっていますが、特に現地生用の方の英語の授業に苦戦しています。英語を英語で説明し、それを理解するというのが難しいです。クラスのお友達にその場で言葉の意味を解説してもらい、なんとか解決しています。それとは対象的に、数学は簡単に感じます。日本でやったことのある範囲で、英語がわからなくても理解できています。

学校でのお友達作りもやや苦戦しています。共通の話題があったり、相手が‘こちらの英語を一生懸命理解してくれようとする人とは会話できますが、そうでなければ何を話したらいいかわからないという状態になります。しかし、最近はスポーツを通して、少しずつ輪を広げていく努力をしています。バトミントンなどで仲良くなった現地のお友達ができてきました。あと、一つ悩みとしては、先に長く留学している日本人留学生が何人か居て仲良くなりましたが、その留学生たちとの距離です。お昼ご飯を一緒に食べ、情報交換をしたりするのですが、現地のお友達ができるように、なるべくずっと一緒に居るという状況を避けようと思っています。

 

留学後半の学校生活

学校での過ごし方は、留学当初から大きく変わった点はありませんが、友達が増え、英語で楽しく会話する機会が増えたことで、学校生活がより充実してきました。英語の環境に慣れ、自然にコミュニケーションが取れるようになっています。授業で、分からないことがあればすぐに質問したり、その場で調べる行動力が身についたと感じています。自主的に学び、積極的に行動する姿勢が自身で成長したと感じでいます。

体育の授業を通じて現地の友達と親しくなり、日本の友達とは異なり、思ったことを率直に言い合える文化や、お互いの話をしっかりと聞いてくれる姿勢が、日本とは違うと感じました。関係がオープンで、日本の友達以上に親しみやすいと感じています。

 

ホームステイファミリー

ホストファミリーとはとても相性がよく、良い出会いだったと思います。作ってくれた料理が全て美味しく、お互いの国の文化に興味をもっていたり、言語をお互いに教え合ったり、とても楽しく過ごしました。ホストファミリーの親戚の誕生日パーティーに参加したことが特に印象的でした。集まった人々の多さと、パーティーの規模の大きさに驚かされ、文化の違いを強く感じました。今後もずっと連絡を取り合い、交流を続けていけたらと思っています。

 

Aotea Collegeでの留学生活を振り返って

留学生活を通して自分自身が成長したと思うのは、生活力が身につき、誰とでも積極的にコミュニケーションを取ろうという前向きな姿勢が生まれたという点です。知らないことや分からないことに直面した際、その場ですぐに行動する習慣を、日本に帰国後も続けたいと考えています。積極的に行動する姿勢は、これからの生活でも重要だと思っています。友達やホストファミリーとの別れは寂しいですが、またニュージーランドを訪れたいという気持ちが強く、いつか再会することを楽しみにしています。友達とも深い友情を築くことができ、ポジティブな気持ちで別れを迎えられそうです。友達が日本に来た際には案内してくれと頼まれたり、また自分がニュージーランドに来ることがあれば連絡してくれと言われています。今回の留学を通じて、さまざまな人とコミュニケーションを取る大切さを学びました。これからも対話を恐れずに、積極的に人と関わることを意識し、将来のキャリアや人生に役立てたいと考えています。

留学当初は、友達もおらず、言葉の壁に直面して大変でした。しかし、現地の友達にアドバイスを求めたり、自分で調べたりして、より良いコミュニケーション方法を見つけることで困難を乗り越えることができました。分からないことを聞くこと自体が、コミュニケーションの一つの手段であることを学びました。言葉が通じない場面では、相手の表情や仕草を読み取る観察力が重要だと実感しました。また、ニュージーランドでは歩いて通学しているため、日本の時よりも周囲に目を向ける機会が増えました。

この留学経験を通じて、将来は日本だけでなく海外で働くことや勉強することにも興味が湧き、進路への選択肢が広がったと感じています。最後にニュージーランドでやり残したこととして、マリンスポーツにいつか挑戦できたらと思っています。

 

ARCスタッフより

はじめの頃はお友達作りが難しいと感じていたようだったので、ひょっとして週末は退屈していないかな?と思い、こちらからディナーパーティーや、ハイキングのような機会にお誘いしてみようかなと思っていました。しかし、お誕生パーティーに招待されていたり、旅行に行ったりと、忙しく充実して過ごしておられるのを知り、せっかく日本を離れて違う国の方たちと親密に過ごされているのだから、私が出る幕ではないなと感じました。留学生活は、この短い期間に出会う人々との相性によって、楽しくもなり、また辛くもなる経験だと思うのですが、大輝くんの柔軟な姿勢が、出会いを良い方に導くのではないかと思います。Daijiくんのホストファミリーはインド系の移民のご家族でしたが、そこにもすっかり馴染んでおられたようで、全くの新しい文化に興味を持って接していたようです。旅行前に、一度だけホストファミリーと旅行の費用についての話し合いに、少々戸惑っていた様子でした。高校生のDaijiくんにとって、なかなかお金のことでダイレクトに要求される経験は今までなかったことと思いますし、日本文化ではお金のことは曖昧にしがちです。しかし、後でトラブルを防ぐためのホストファミリー側の配慮と思われますし、日本のご両親も納得されたとお聞きし、そして何より旅行がとても楽しかったとおっしゃっていたので、良かったなと安心しました。今回の留学経験で、将来の選択肢が増えたと感じたようで、この上ない素晴らしい経験だったのではないかと思います。今後のご活躍を陰ながらお祈りしております。