きっかけは修学旅行での「良い印象」
僕の留学のきっかけは、少し珍しいかもしれません。中学の修学旅行でタウランガを訪れた際に、ニュージーランドの雰囲気や人の温かさに触れ、「この国で生活してみたい!」と強く感じました。その時の良い印象が忘れられず、今回の留学を決めました。目的地はタウランガから1時間ほどのWhakataneという小さな町でした。海がすぐそばにあり、人も少ないので、東京のような都会のストレスを感じることのない環境でした。
Lookoutから見下ろすWhakataneの街。
英語だけの環境でヒアリング力を鍛える
もちろん出発前は、「2タームで英語は上達するだろうか」「現地の友達はできるだろうか」といった不安がありました。そこで自分に課したのは、「最初の数ヶ月は、日本語を介さず英語だけで物事を理解する」という挑戦です。この意識のおかげで、耳が英語に慣れ、だんだんと自信がついてきました。
いじめ撲滅のキャンペーン、Pink Shirt Dayのイベント。異文化クラブの学生たちと一緒に。
大学みたいに自由な校風と、部活のような音楽授業
Whakatane High Schoolは、建物が分かれていてまるで大学のキャンパスのようでした。授業を自由に選択できる雰囲気にも驚きました。
特に印象的だったのは音楽の授業です。日本の授業とは全く違い、まるでバンド活動をする「部活」のような雰囲気で、とても楽しくクリエイティブな時間でした。
最高の思い出は「クリケットチーム」への参加
学校生活で一番の思い出は、クリケットチームに所属したことです。日本では馴染がありませんが、ニュージーランドを代表するスポーツに挑戦し、現地の仲間たちとチームメイトとして汗を流した経験は、何物にも代えがたい宝物になりました。
ARCスタッフより
友斗さん、2タームの留学、本当にお疲れ様でした。ニュージーランドに到着した当初のシャイな姿からは想像もつかないほど、自信に満ちた表情で帰国の日を迎えられたことを、私たちも心から嬉しく思います。
特に、先日行われた音楽会でのサックス演奏は、友斗さんの成長を象徴する素晴らしい瞬間でした。吹奏楽団の一員としてではなく、お友達の歌声に合わせて個人として演奏したあのステージは、まさに自分の殻を破って新たな一歩を踏み出す、この留学生活そのものだったように感じます。
スポーツや得意の音楽はもちろん、日々の英会話にも真摯に取り組み、レスポンスの速さが見違えるほど向上しました。その努力が、ニュージーランド人、日本人留学生問わず、たくさんの素晴らしい友人との出会いに繋がったのだと思います。
「お母さんの日本食が待ちきれない!」と嬉しそうに話す姿も印象的でした。日本での美味しい食事を存分に楽しんでくださいね。ここで得た自信と、国境を越えた友情を大切に、これからもたくさんのことに挑戦し続ける友斗さんを、スタッフ一同、心から応援しています。