Tamatea High School

カリキュラム | NCEA |
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留学生サポート | あり |
ウェブサイト: https://www.tamatea.school.nz/
Tamatea High School はワインの産地としても有名なネイピアにある公立高校です。学校のモットーは、共生と成長、そして変化に適応できる“良き人”を育てることを大切にしており、安全・多様性・個別支援を核に据えた学校です。小規模だからこそ丁寧な関わりが可能で、生徒主体の活動も数多く展開されています。
学校データ
種別 | 公立 共学校 Year9-13 |
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宗教 | なし |
学生数 | 約350人 |
留学生数 | 約20名 |
日本人数 | 若干名 |
性別比率 | 男子52% 女子48% |
人種構成 | NZ European/Pākehā 38% Māori 55% Pacific 10% Other Ethnicities 5% |
スポーツ | サマースポーツ(ターム1,4):クリケット、フットサル、フロアボール(室内ホッケー)、Kī o Rahi(マオリの伝統スポーツ)、バレーボール、ソフトボール、アルティメット・フリスビー ウィンタースポーツ(ターム2,3):バドミントン、バスケットボール、サッカー、ホッケー、ネットボール、ラグビー |
文化クラブ | Kapa Haka, Pacifica, Music, Drama |
その他 | TAMATEA PROSPECTUS 2025 |
生徒中心のパーソナライズ学習
Tamatea High Schoolは全校生徒が約300名と小規模な学校で、一人ひとりの生徒にしっかりと目が届く体制が整っています。授業は20〜25名のクラス編成で、生徒の理解度や学習スタイルに応じて丁寧にサポートが行われます。特にYear 11以降は選択科目が増えるため、より少人数・個別対応が進みます。Junior Diplomaなど初級段階の生徒向けプログラムも整っており、基礎学力と学ぶ楽しさを両立した指導が展開されています。教員との距離も近く、「顔の見える教育」が実現している点は大きな魅力です。
多文化を尊重する学校文化と価値観
Tamatea High Schoolは多民族社会ニュージーランドの中でも、特に多文化共生を大切にしている学校です。生徒の約55%がマオリ(先住民族)、38%がヨーロッパ系ニュージーランド人、その他にもパシフィカ系やアジア系の生徒が在籍しています。学校ではPRIDE(Participation, Respect, Integrity, Diversity, Excellence)の価値観を教育の柱に据え、文化的背景の違いを尊重し合う校風が根づいています。行事や授業の中にもマオリ文化の要素が自然に取り入れられており、異文化理解や協働の力を育むのに最適な環境です。
地域とつながるユニークなプロジェクト
Tamatea High Schoolでは、地域社会と協力して行う体験型学習が活発です。2022年には「Matariki Ngahere Legacy Project」という大規模な植林プロジェクトを、生徒主体で実施しました。これは、使用されていなかった校内敷地に2,600本ものネイティブツリーを植樹する取り組みで、生徒たちは地域の支援を受けながら$26,000以上の資金を自ら調達しました。このような活動を通じて、計画力・リーダーシップ・コミュニケーション能力など、教室では学べない実践力が育まれます。学校と地域が一体となって生徒の成長を支える体制が整っています。
安心して学べるウェルビーイング環境
Tamatea High Schoolでは、生徒の心と体の健康、そして安全な学びの場づくりに力を入れています。ニュージーランド教育審査機関EROの評価でも「安心して学べる学校」として高く評価されており、ウェルビーイングに配慮した取り組みが全校的に行われています。学習面の支援だけでなく、生活面や人間関係に関する相談に対応する体制も整備されており、スクールカウンセラーや学年担当の先生が気軽に話を聞いてくれる環境です。多様な背景を持つ生徒が自分らしく過ごせる「心理的安全性」の高い学校としても、留学生にとって魅力的な選択肢となっています。
留学生サポート
Tamatea High Schoolは、国際生の受け入れに積極的な学校で、多様な文化的背景を持つ生徒が安心して生活できるような環境が整っています。入学直後にはオリエンテーションが行われ、学校生活のルールや授業の進め方、地域での生活に必要な知識が丁寧に説明されます。また、英語を母語としない生徒のためにESOL(英語サポート)クラスが提供され、語学力や教科学習の理解度に応じて無理なく力を伸ばせるよう配慮されています。留学生担当のスタッフは、学習・生活・ビザ関連などの幅広いサポートを親身に行い、必要に応じてホストファミリーとの調整も対応。生徒が「第二の家」のように感じられる温かさがTamateaの大きな魅力です。
ARCから
Tamatea High Schoolは、生徒数約300名の小規模校ならではのきめ細かなサポートが魅力です。クラスサイズは平均20〜25名と少人数で、一人ひとりにしっかり目が届く環境が整っています。特に英語に不安がある留学生にとっては、大規模校では得がたい「顔の見える教育」が心強い支えとなります。先生と生徒の距離が近く、学習面はもちろん生活面でも相談しやすい雰囲気があり、ホームステイを含めた地域とのつながりも温かくサポート力に優れています。
さらに、多文化共生を掲げる学校文化の中で、マオリやパシフィカなど異なる文化的背景を尊重する姿勢が全体に根づいており、日本人を含む留学生にとって安心して自己表現できる環境が整っています。アットホームな雰囲気と、地域とのつながりを大切にした体験型学習を重視するこの学校は、海外でのびのびと自分らしく成長したい中高生に特におすすめです。